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3連覇逃したG大阪…痛恨PK献上の金正也は「自分のミス」と繰り返す

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[12.24 天皇杯準々決勝 横浜FM2-1G大阪 日産ス]

 1点ビハインドの後半42分にDF今野泰幸のゴールで試合を振り出しに戻したガンバ大阪だったが、後半アディショナルタイムの失点で力尽きた。史上初の3連覇の夢は8強で潰えてしまった。

 ミスから流れを失った。0-0の後半18分、G大阪はMF齋藤学にエリア内への侵入を許すと、対応したDF金正也がたまらず足を引っかけてしまう。痛恨のPK献上。金は「流れも途切れてしまいましたし、先制点もあっちに行ったので…。申し訳ないですね」と反省。チャンスを作っていた時間帯だっただけに、「自分のミスから失点したというのは、本当に申し訳ない。あそこはシンプルにやればよかっただけの話だし、仕掛けられる前にも寄せるチャンスはあった。自分のミスですね」と目線を落とした。

 来季のACL出場を目指すという意味でも痛い敗戦だ。天皇杯を優勝すれば、日本第2代表として本戦出場を確定させることが出来た。G大阪の場合、シーズン4位のため、鹿島もしくは川崎Fが天皇杯を獲れば出場権を獲得する可能性があるが、その場合はプレーオフからの出場となり、プレシーズンの過ごし方にも大きな影響を及ぼすことになる。

 J2から昇格後の2014年に3冠を達成。昨年も天皇杯を制していたG大阪だが、今季は無冠に終わった。「もっとアグレッシブに試合を進めるべきだった。ゴールに向かう中でのアイディアが乏しかった。そういうところを改善しないといけない」と話したのはMF遠藤保仁長谷川健太監督も「これで終わってしまうのは悔しいですけど、勝てなかったことは来年に向けた反省に繋げなければいけない」と口元を引き締めた。

(取材・文 児玉幸洋)
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