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バイエルン監督、SNS漬けの若者のスマホ孤独を警鐘「スマホをいじってばかり」

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バイエルンを率いるカルロ・アンチェロッティ監督

 バイエルンを指揮するカルロ・アンチェロッティ監督がSNSにのめり込む選手たちに警鐘を鳴らした。ドイツ紙『南ドイツ新聞』が報じている。

 アンチェロッティ監督はSNSが普及したことで、「スマホ孤独」と呼ばれる現象が蔓延していると指摘する。

「SNSが普及したことで、監督の仕事も複雑になった。選手たちはスマホなどを使うことで孤独になっているように感じる。私はこの現象を“スマホ孤独”と呼んでいるんだ」

 合宿では家族や親しい友人から離れることになるため、選手たちはより一層、スマホに依存してしまうという。

「だから私は合宿を避けるようにしている。一部の選手は3時間も画面の前に張り付いたままになることがある」

 アンチェロッティ監督は自身が現役の頃と比較して、合宿の意義が薄れていることを危惧している。

「私が現役の頃、合宿とは自分自身と向かい合ったり、一緒にいる他の選手と意見交換をしたり、もっと深い意義のあるものだった」

「トランプをしたり、卓球で遊んだり、そして何より、よくコミュニケーションをとったものだ。今はただテーブルに座って話すことしかしない」

 アンチェロッティ監督が「スマホ孤独」と呼ぶ人間関係の希薄化は、選手たちだけでなく、現在の若者に共通する課題といえる。


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