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[横山杯]来年の飛躍誓う武南がFINAL GAME進出へ好発進!明秀日立に7発快勝!

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武南高(右)が7ゴールで快勝

[12.28 横山杯1st(トップ)決勝第2グループ第1節 明秀日立高 0-7 武南高 ジャーニィー土合グラウンドA面(人工芝)]

 高校1、2年生たちが来季の飛躍へ向けて力を磨く「横山杯 第17回全国ユース招待サッカー大会」1st(トップ)Divisionは28日午前、決勝リーグ第1節を行った。第2グループの明秀日立高(茨城)対武南高(埼玉)戦は武南が7-0で快勝。決勝リーグ(2グループ)の各1位が進出するFINAL GAME(決勝戦)へ好スタートを切った。

 両校の間に大きな力の差があった訳ではない。だが、失点で気落ちした相手から連続ゴールを奪った武南が7-0で勝利した。武南は大山照人監督が「今は技術的なものが何もない。(現在はこれまでで)初めてというほど、未熟です」と現状について評価。今回の横山杯が新チーム最初の大会で、ミスもとても多いが、それでもマジメに教わったことを吸収しようとする姿勢があるというチームについて、名将は「何もない分、伸びしろはあるかもしれない」。個々の技術がつき、できることが増えていくうちに、戦術面などチームの色がついていくことを期待する。
 
 この試合は左の快足MF鶴田雄大がFW長谷川魁哉とのパス交換からゴールを破り、MF小島俊介の左CKをゴールに繋げた。そして後半には左サイドでの素晴らしい突破からFW金子海斗のゴールを演出。その他、長谷川が鋭い仕掛けからゴールを奪い、右クロスからMF桜井潤人がゴールを破るなど計7ゴールを挙げて指揮官を驚かせた。

 明秀日立も1年生ながら選手権茨城県予選決勝で先発した注目FW高嶋修也とFW荒井慧伊太の2トップが相手にとって怖い存在となり、後半は交代出場のMF川上璃久がそのボールスキルの高さで攻撃の中心となっていた。

 後半19分には高嶋がクロスバー直撃のヘディングシュートを放つなど反撃したが、武南はCB羽田蓮央とCB岡野颯中心に完封勝利。明秀日立の松原聖馬コーチは「この大会に来る前から個の能力を強化しようと。目の前の相手に負けないように、攻撃のところも個で破りに行こうと言ってやってきました」。この試合は崩れてしまったが、今大会は1対1や空中戦の部分などで相手を上回ろうという姿勢が出ているというだけに残りの試合に期待。一方、決勝リーグ初戦で会心の試合を見せた武南の鶴田は「勝つことにこだわってレベル高いところまでやっていきたい。選手権に10年行っていないので行きたいですし、来年の冬までに形にしていきたい」と来冬の選手権へ向けて、仲間たちとともに一日一日を大事に、力を高めていくことを誓っていた。

(取材・文 吉田太郎)
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