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[MOM1983]鹿島学園FW野崎晃弘(2年)_ プリンス参戦のトップチーム昇格へアピールの4発!

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4得点を挙げた鹿島学園高のFW野崎晃弘

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[12.28 横山杯1st(トップ)決勝リーグ第1グループ第1節 法政大二高0-7鹿島学園高 ジャーニィー土合グラウンドB面(人工芝)]

 電光石火の先制点だった。鹿島学園高はキックオフからボールを最終ラインまで下げると、DF白井恵新が相手の背後にロングフィード。これに反応して抜け出したFW野崎晃弘がPA右から豪快に右足を振り抜き、開始30秒ほどで先制のゴールネットを揺らした。

「足が少し早いので、裏への抜け出しを意識してやっています」。その後も野崎のゴールラッシュは続き、前半21分にスピードをいかして相手GKにプレッシャーをかけ、オウンゴールを誘発すると、同28分には鮮やかな連携からMF須田千聖の横パスをPA手前の中央で受けて、冷静にゴールに流し込んだ。

 さらに5-0で迎えた後半31分には、GK平田廉が大きく蹴り出したボールを相手DFと競り合って、セカンドボールを拾い、そのままシュートまで持ち込み、ハットトリック達成。終了間際のアディショナルタイム1分には、GKとの1対1を制して、合計4得点を奪い、チームを7-0の完勝に導いた。

 横山杯では予選の第3節・相洋高戦でもハットトリックを達成するなど高い得点力を発揮している。「中学まではフォワードをやっていましたが、(高校に入ってからは)サイドハーフをやっていました。横山杯のちょっと前からフォワードで起用されるようになって、今大会で点を取る機会が多くなりました」と前線での起用に手応えを感じている。

 それでもここで満足はしていない。鹿島学園は25日、高円宮杯U-18サッカーリーグプリンスリーグ関東参入戦で、来季のプリンスリーグ関東昇格を勝ち取った。まだトップチームに入ったことはないという野崎は、「全国でも通用するように体を鍛えなければいけないと思っています。そういう意識をもって今は取り組んでいます」。プリンスリーグでの強豪との対戦、自身のさらなる成長を見据え、横山杯を踏み台にしていくつもりだ。

(取材・文 清水祐一)
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