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[横山杯]首位決戦制した実践学園がFINAL GAME進出!!

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後半15分、先制ゴールを喜ぶ実践学園高イレブン

[12.29 横山杯1st(トップ)決勝第1グループ第3節 鹿島学園高 0-1 実践学園高 ジャーニィー土合グラウンドB面(人工芝)]

 29日午前、高校1、2年生たちが来季の飛躍へ向けて力を磨く「横山杯 第17回全国ユース招待サッカー大会」1st(トップ)Division決勝リーグ2日目が行われ、第1グループの首位・実践学園高(東京)対2位・鹿島学園高(茨城)戦は1-0で実践学園が勝利。実践学園は決勝リーグ3連勝でFINAL GAME進出を決めた。

 直接対決で敗れれば、首位から陥落する実践学園。序盤は相手のロングボールに付き合ってしまう形で思うような試合を展開することができなかった。だが、深町公一監督が「この子達にはとにかく下で勝負しようと言っている」という実践学園はグラウンダーのパスワークで徐々にリズムを掴み、決定機も作り出した。

 そして後半15分、右サイドのスペースを突いたMF石本耀介がゴールエリアへ素晴らしいクロスを入れると、これが鹿島学園DFのオウンゴールを誘い、実践学園が先制した。

 ショートパスとオープンスペースへのパスで対抗する鹿島学園はDFの背後を突いてチャンス。終盤にはFW富岡大智をターゲットにしたロングボールで強引に実践学園ゴールをこじ開けようとした。だが、実践学園は「相手が押し込んできていたので、自分たちが跳ね返してカウンターとか狙えればベストかな思っていました」というDF齋藤彰人、DF尾前祥奈、DF三澤健太の3バックが跳ね返し、中盤でMF浦寛人が良くセカンドボールを拾っていたこともあって逆にカウンターから決定機を連発した。

 鹿島学園GK平田廉の好守によって2点目を奪うことができなかったものの、深町監督も「決して大きくはないけれど、よく跳ね返していた」と評したDF陣の奮闘などによって直接対決を制した実践学園が慶應義塾高(神奈川)と戦うFINAL GAMEへの進出を決めた。けが人が多く、メンバー構成も厳しい中でのFINAL GAMEとなるが、最後にもう1試合できる真剣勝負を全力で勝利して初優勝を飾る。

(取材・文 吉田太郎)
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