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[MOM1989]実践学園DF尾前祥奈(2年)_献身、声でチーム支える“主将候補”

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実践学園高DF尾前祥奈

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[12.29 横山杯1st(トップ)FINAL GAME 実践学園高 0-0(PK4-3)慶應義塾高 神栖市若松運動場]

「心で勝負」の実践学園高の象徴になりつつある。深町公一監督は優勝を決めたFINAL GAMEで前半はCB、後半は負傷者が出た影響で右MFを努めながら両ポジションで勝利に貢献したDF尾前祥奈の貢献度の大きさを口にしていた。

 自分自身の強みについて「声がけすること。コミュニケーションですかね」と分析するDFは今大会途中からCBのポジションに挑戦している。危機を察知してスペースを埋める役割をコツコツとこなしつつ、空中戦、球際では身体を投げ出すような守りでストップ。責任感の強さを感じさせるプレーでゴールを守り、サイドへ移ってからは活動量を落とさずに走り抜いた。

 深町監督も「献身的な子。声がけも一生懸命にやっている」と認め、リーダーとしての資質についても高く評価していた。普段からリーダーシップを持ってチームをまとめ、朝の散歩から非常に統率されていることについては指揮官も驚くほど。ただし、深町監督は尾前についてまだ“責任者”という表現を使っていた。彼はまだ、主将ではない。実践学園の主将は代々際立った人間性の持ち主が努めている印象。その中で有力な主将候補である尾前は自覚を持って日々に取り組んでいる。

「キャプテンだった鈴木コーチが色々指導してくれて。自分がもっと厳しくしないといけないと。変わらないといけないと思っている」。04年度の全国高校選手権初出場時の主将だった鈴木佑輔コーチからリーダーとしてあるべき姿を学びながら、尾前はチームをまとめ、一つの方向へ向かわせようとしている。

 現在は「みんなの協力で自分は何もやっていない」と首を振りながらも、チームが良いまとまりを見せていることを感じている。横山杯優勝という結果も出た。タイトル奪取にも「絶対に自惚れることはないですね」という仲間たちとともに、自身もより厳しさを持って変わって、成長して、主将として認められる存在になる。

(取材・文 吉田太郎)
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