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主将から掛けられた「来年は頼むぞ」…野洲MF江口が固めた決意

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高い技術を駆使して攻撃をリードした野洲高(滋賀)MF江口稜馬(2年)

[12.30 全国高校選手権開幕戦 関東一高1-0野洲高 駒沢]

 終始、主導権を握って試合を進めた。ゴールを脅かし続け、記録したシュートは相手の2本に対し、6倍となる12本。野洲高(滋賀)MF江口稜馬(2年)もチーム最多タイとなる3本のシュートを放ったが、チームに得点は生まれず。後半21分にPKで奪われた1点を守り抜かれて0-1の敗戦を喫し、初戦で姿を消すことになった。

 MF中貝元気(3年)とともにボランチでコンビを組む江口だが、「元気くんは守備をしっかりやってくれるので、そこは信頼している。だから僕は前まで上がっていける」と、積極的に前線まで顔を出してフィニッシュに絡む。しかし、前半22分にFW高取誠隆(2年)の折り返しに合わせるがGK内野将大(3年)に阻まれ、同29分には強烈なシュートでゴールを脅かすもクロスバーに弾かれてしまった。

 後半21分に関東一高(東京B)に先制を許した後は、「後ろにいくことなく、ドンドン前に行くことだけを考えていた」とさらに攻勢を強めるが、1点が遠い。後半35分の選手交代で、江口は持ち場を2列目に移してゴールを狙い続けたものの、最後まで同点に追い付くことはできなかった。

 技術の高い野洲にあって、2年生ながらも攻撃のタクトを振るい、十分な存在感を示した。だが、「僕が決めるところを決めていたら、勝てていたはず。3年生とまだサッカーをしたかったし、3年生に申し訳なく思います」と声を落とした。

「(来年は)江口と高取が中心になる選手」と語った主将のDF川瀬相(3年)からは、試合後に「来年は頼むぞ」と声を掛けられたようだ。3年生から2年生に託されたバトン――。「年明けからしっかり練習して、もっと大きい存在にならないといけない」と最上級生となる今後、チームをけん引しようと決意する江口は「必ず来年ここに戻ってきます」と力強く語った。

(写真協力『高校サッカー年鑑』)

(取材・文 折戸岳彦)

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