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“ガラスの天才”…山形の26歳MF比嘉厚平が現役引退「たくさんケガをしましたが、皆のおかげでやってこれた」

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現役引退を発表した山形MF比嘉厚平(中央)

 モンテディオ山形は31日、MF比嘉厚平(26)が現役を引退することを発表した。

 比嘉はFW工藤壮人(広島)、DF酒井宏樹(マルセイユ)、FW指宿洋史(新潟)らと同じ柏U-18黄金世代の1人。年代別の日本代表も経験し、17歳の2007年12月には翌08年からのトップチーム2種登録が発表された。しかし、08年1月に行われたカタールU-19国際親善トーナメントの準決勝中国戦で負傷。左膝前十字靱帯損傷、左膝半月板損傷、右膝半月板損傷の大怪我だった。

 08年をリハビリに費やし、09年から正式にトップチーム昇格となったが、出場機会を得られず、11年に当時JFLの秋田、12年に山形に期限付き移籍。13年には山形へ完全移籍となり、同年にJリーグ初得点を記録した。

 山形では高い個人技で攻撃に違いを作り、いよいよ本領を発揮するかに思われたが、その後も度重なる負傷に悩まされ、15年以降は公式戦の出場はなかった。

 比嘉はクラブ公式サイトを通じ、「プロになってからは良いことよりも辛いことの方が多かったように感じます。自分の身体をしっかりと管理することができず、たくさんのケガをしました。特にこの 2、3年間はなかなかプレーすることができず何度も心が折れそうになりました」と心情を告白。

 それでも、「なんとかやってこられたのは、どんな時でもポジティブな言葉をかけてくれたチームメイト、お世話になったメディカルスタッフの方々のおかげです」と周囲のサポートに感謝し、「今まで僕に関わってくださった全ての関係者のみなさま、ファン・サポーターのみなさま、心から感謝しています!本当にありがとうございました!」と述べて、最後のあいさつとした。

以下、クラブ発表プロフィール

●MF比嘉厚平
(ひが・こうへい)
■生年月日
1990年4月30日(26歳)
■身長/体重
166cm/59kg
■出身地
埼玉県
■経歴
柏U-15-柏U-18-柏-秋田-柏-山形-柏-山形
■出場歴
J1リーグ:1試合
J2リーグ:44試合4得点
天皇杯:2試合


●2017年Jリーグ移籍情報

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