beacon

足りない「経験」…退任風間監督、川崎Fは「完成しきっていないチーム」

このエントリーをはてなブックマークに追加

風間八宏監督は天皇杯決勝を最後に退任する

[1.1 天皇杯決勝 鹿島2-1(延長)川崎F 吹田S]

 川崎フロンターレはまたもタイトルに届かなかった。ただ、この試合を最後に退任する風間八宏監督は「悔しいですけども、たくましくなった選手を僕は誇りに思う」とイレブンの健闘を称えた。

 チャンスの数では上回っていたかもしれない。しかしサッカーという競技は、得点を競うスポーツ。120分を戦って2得点を挙げた鹿島に対し、1得点しか挙げられなかった川崎Fが敗れるのは当然だった。

 19冠を達成した常勝軍団と、初タイトルを前にもがき苦しむ川崎Fとの差は何か。ここまで来れば言葉では表しきれないのかもしれないが、風間監督は「経験」だと話す。「選手層が厚くなっている途中のチーム。まだまだ完成しきっていないチームですが、伸びしろがすごく大きいチームだと感じている。それに尽きるのではないでしょうか」と前向きに未来を語った。

(取材・文 児玉幸洋)
●第96回天皇杯特設ページ

TOP