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初出場の鵬学園下した佐賀東、4ゴールで“鬼門”2回戦を突破!

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佐賀東高にとっては3年ぶりの選手権でのゴール

[1.2 全国高校選手権2回戦 鵬学園高0-4佐賀東高 柏の葉]

 2回戦からの登場となった鵬学園高(石川)と佐賀東高(佐賀)。お互いに慎重な入りとなったが、初出場校の背番号9が積極的な姿勢を見せた。4-1-4-1の中盤左サイドで先発した鵬学園のMF越田瞬(3年)がピッチを横切るようにドリブルをして、佐賀東最終ラインを釘付けにすると、途中で進路を変えてペナルティエリアに侵入。佐賀東DFに倒されると、判定はPKに。

 しかし、次の見せ場は佐賀東にやってくる。MF千葉東泰共(3年)がゴール右に蹴ったシュートは、GK中島豊輝(3年)が弾き出し、得点を許さない。「止めてくれたのは大きかった」と佐賀東の蒲原晶昭監督は、試合のポイントになったと振り返った。

 得点こそなかたものの、鵬学園のペースで前半は進み、前半28分にはMF森田蓮(2年)からゴール前に入ったボールを千葉東がスルーし、越田が左足で狙う。しかし、これもGK中島にセーブされてしまった。

「なかなか勇気を持って、ボールのつなぎができない部分があった」と佐賀東の指揮官。対する鵬学園の赤地信彦監督は「前半はプラン通り」と、チャンスをつくりつつ、スコアレスで終えた最初の45分を評価した。

 後半に入って試合は一気に動く。7分、ロングボールをMF井手威丸(3年)が頭で落としたところをFW中里知己(2年)がひろう。「来るなと思っていた」という中里は、DFに寄せられながらも体を当てて、左足でゴールに流し込んだ。その8分後にも、再び中里。「FWルイス・スアレス(バルセロナ)が好き」だというストライカーが、この日2点目を挙げて試合を決定づけた。

 リードを奪った佐賀東は、中盤でボール保持する鵬学園を潰せるようになり、後半のシュートを1本におさえ込む。攻めては、DF松田凜太郎(2年)、FW永田雄暉(3年)が得点を重ねて4-0の圧勝。同校にとって過去5回阻まれてきた、2回戦突破をついに果たした。

「一言、悔しいです」。少し目を充血させた赤地監督は「うちは決めなくちゃいけないところで決めない。あちらは決めている」とゴールが遠かった試合展開を悔やんだ。「全国はそういうところ」。鵬学園にとって初めての選手権は、ホロ苦い結果で幕を閉じた。

(写真協力『高校サッカー年鑑』)

(取材・文 奥山典幸)

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