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ともにJに進む藤川&高江へ…鹿島内定の東福岡DF小田「頼れる2人だった」

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ベスト8敗退が決まり、肩を落とす東福岡高(福岡)DF小田逸稀(3年)

[1.5 全国高校選手権準々決勝 東福岡0-1東海大仰星 等々力]

 1点が遠かった。2連覇を目指した東福岡高(福岡)だったが、後半26分に東海大仰星高(大阪)に先制点を献上。その後は1点を取り返そうと、DF小田逸稀(3年=鹿島加入内定)も左SBの位置から前線まで果敢に攻め上がってゴールに迫ったが、同点に追い付くことはできず。0-1のまま試合終了を迎え、ベスト8敗退が決まった。

「自分たちの高校サッカーが終わってしまった。仲間と頑張って…、仲間と3年間一緒にやってきて厳しい練習にも耐えて、日本一になろうと頑張ってきたのに…」。言葉が詰まる。3年間サッカーに打ち込み、自分たちの代でも選手権優勝を目指してきた。しかし、その旅が終わりを迎え、「本当に終わってしまった」と悔しさを滲ませた。

 だが、東福岡でサッカーに打ち込んだからこそ、「自分が成長できたところがたくさんあったし、それがプロという結果につながった」。今後は鹿島アントラーズに加入してプロサッカー選手となるが、「今までお世話になった人たちのためにも、東福岡のためにも、自分は頑張っていきたい」と3年間の感謝を忘れずに新たな人生を歩み始める。

 ともに3年間を過ごしたMF藤川虎太朗(3年)はジュビロ磐田に、MF高江麗央(3年)はガンバ大阪に加入するため、次は対戦相手として再会することに。「頼れる2人だった。これからは対戦相手になるけど、2人に負けないように頑張っていきたい」と決意を表した。

(写真協力『高校サッカー年鑑』)

(取材・文 折戸岳彦)

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