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[MOM2035]青森山田FW鳴海彰人(3年)_3戦4発の点取り屋!! 「まぐれだと思われないように」

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3戦4発と得点を量産する青森山田高(青森)FW鳴海彰人(3年)

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[1.5 全国高校選手権準々決勝 正智深谷1-3青森山田 等々力]

 “夏冬得点王”に向けてばく進中だ。初戦の鵬翔戦で1点、続く聖和学園戦で2得点を記録した青森山田高(青森)FW鳴海彰人(3年)は、準々決勝の正智深谷高(埼玉)戦でもネットを揺らした。

 前半7分にいきなり大仕事をやってのける。MF郷家友太(2年)のスローインを受けたMF高橋壱晟(3年)が右サイド深い位置まで運ぶと、「これは中に来るな」とPA内に進入。「ボールが長かった」とボールの行方を確認してファーサイドへと流れてボールを待ち構えると、「後ろに相手がいない状態で、前にいたので胸トラップで相手をはがした」と胸トラップでボールを落ち着け、左足のシュートでゴールを陥れて先制点をもたらした。3試合4得点の爆発に「ゴールを取りたい欲が強いから」と力強く語る。

 チームはその後2点を加点。正智深谷の反撃を1点に抑えて3-1の勝利を収め、準決勝へと駒を進めた。「今日は個人的にも体が重かった」とコンディションが万全ではなかったことを明かすと、「コンディションを整えて最高の状態で準決勝を迎えたい」と中1日と厳しい日程の中でも万全の状態で準決勝を迎えられるように準備を進める。

 夏の高校総体では7ゴールを挙げて得点王に輝いた点取り屋は、選手権の初戦後に「個人的に夏冬2冠を目指す」と公言していた。「夏だけだと、周りからまぐれだと思われるかもしれない。そう思われないように、冬の得点王もとって自分の実力を見せ付けたい」と4試合連続ゴール、そしてその先の得点王を狙う。

(写真協力『高校サッカー年鑑』)

(取材・文 折戸岳彦)

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