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「2歳の頃からここに来ていた…」 憧れのユニに袖通したFC東京GK波多野

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U-18からトップチームに昇格したFC東京GK波多野豪

 197センチの長身GKは憧れのトップチームのユニフォームに身を包み表情をほころばせた。U-18から昇格したFC東京GK波多野豪は「素直にうれしい」と、プロサッカー選手となったことを実感していた。

 最初にFC東京の練習場となる小平グラウンドを訪れたのは、なんと2歳だったという。「僕は2歳の頃からここに練習を見に来ていた。だから、『僕もここでやりたいな』とずっと強く思っていた」とトップチームへの思いを語る。そして、「背中にはHATANO(波多野)とくるので、ゴー(50)とダジャレを入れながら決めさせて頂きました」とおどけつつも、背負うことになった背番号50を誇らしげに見つめた。

 FC東京U-15むさしからU-18に昇格。「全体的に伸びました。技術だとクロスボールの対応にも自信を持てたし、シュートストップの部分は一番伸びたと思う」と着実な成長を遂げた高校年代での3年間を振り返る。そして、昨年7月に行われた日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会でチームの8年ぶり3度目の優勝に貢献した。

「J3リーグでも出場させてもらっていたので、その経験が夏のクラブユース優勝という結果につながった。本当に良かったです」

 同期となるGK廣末陸に移籍組で経験のあるGK林彰洋とGK大久保択生がライバルとなる。「勉強しながら、いいところをドンドン吸収して自分のモノにしていきたい」と前向きに語る18歳のルーキーは、「FC東京の先輩でもある土肥洋一さんみたいになりたい」と憧れの存在を目指して成長を続けていく。

(取材・文 折戸岳彦)

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