beacon

「清武兄弟はアルゼンチン人が苦手なのか?」千葉MF清武功暉、新監督から鋭い指摘も「サンパオリだけ(笑)」

このエントリーをはてなブックマークに追加

今季から千葉に移籍したMF清武功暉(左)

 昨季は熊本でチームトップの12ゴール。ジェフユナイテッド千葉に移籍した今季も自らのストロングポイントを「得点力」と語るMF清武功暉だが、アルゼンチン人のフアン・エスナイデル新監督が志向するハイプレスには「日本人監督ならあれだけ前から行けとは言わない」と戸惑いもあったようだ。

 そんな清武を見透かしたのか、エスナイデル監督は「アルゼンチン人と『清武』という人間はもしかしたら合わないんじゃないか?」と指摘。これは同じアルゼンチン人のホルヘ・サンパオリ監督が率いるセビージャで出場機会を得られていない兄・MF清武弘嗣を引き合いに出したブラックジョークだったようで、清武も「そんなことない。サンパオリだけです(笑)」と返答したという。

 自分の持ち味とチーム戦術。この2つのテーマにどう折り合いをつけていくのか。清武は「合う合わないというより、合わせるしかない。そこは自分自身が変わってやらないといけない」と話す。続けて「ハードな練習をやっているし、守備のところで前からすごくプレスをかけるので負担は大きいですけど、その分スゴい良いサッカーができると思います」とエスナイデル監督のスタイルに期待を込めた。

 慣れないものに合わせていくという意味では、私生活も同じ。清武は今季、幼少期から住み慣れた九州を初めて離れ、居住を関東に移す。「まだ慣れないことが多いですけど、練習がずっと続いているので、練習場と家の行き来くらいしかしていないですね」と散策はこれから。今季はピッチ内外で“適応力”が問われるシーズンとなりそうだ。

(取材・文 阿部哲也)

●2017年Jリーグ移籍情報
●2017シーズン新体制&背番号一覧

TOP