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「キャリアの終わり」「本当に無駄」ロッベンが中国移籍に辛辣コメント

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中国移籍について言及したバイエルンMFアリエン・ロッベン

 バイエルンのMFアリエン・ロッベン(32)が20代で中国行きを選ぶ選手たちを痛烈に批判している。英『フォー・フォー・トゥー』が伝えた。

 欧州の移籍市場を席巻する底なしの中国マネー。最近では、4000万ユーロ(約49億円)という世界最高年俸で上海申花に加入したFWカルロス・テベス(32)のほか、元チェルシーのブラジル代表MFオスカル(25)や元ゼニトのベルギー代表MFアクセル・ビツェル(28)といった20代の選手たちも中国へ渡っている。

 ロッベンはこの現状について、「僕は可能な限り高いレベルでプレーしたい。中国への移籍はキャリアの終わりを意味する。中国のやり方は狂っているよ。彼らはクレイジーな金額でオファーを出しているんだ」と述べ、「僕にも中国からいくつかのオファーがあったし、少し悩んでしまうほどの金額だった」と、自分にも中国からの誘いがあったことを明かした。

 それでも「お金が僕を動かすことはない。だからこそ、このような素晴らしいキャリアを築いているんだ。フットボールは僕の全てさ」とプレーが第一と説く。そして中国に移籍する選手たちに対し、「僕は27、28歳で中国に行くなんて理解できない。その時期はキャリアのピークのはずだ。本当に無駄なことだと思うよ。30代なら分からなくもないが…」と苦言を呈した。

 今月23日に33歳の誕生日を迎えるロッベンは、16日にバイエルンとの契約を2018年6月末まで延長。30歳を超えた選手の中国移籍には理解も示したが、自身はまだまだ欧州でのプレーを望んでいるようだ。


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