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スペイン紙、乾を「スペインサッカーの日本大使」と紹介 「エイバルを引っ張るために欠けるのは得点のみ」とも

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好調をキープしながらも今季無得点のエイバルMF乾貴士

 22日のリーガ・エスパニョーラ第19節バルセロナ戦で、同リーグにおける日本人最多出場記録を更新したエイバルMF乾貴士だが、スペイン『マルカ』紙は同選手を「スペインサッカーの日本大使」と紹介している。

 バルセロナ戦でスタメンとしてピッチに立った乾は、リーガ1部で40試合出場を達成。マジョルカでプレーした大久保嘉人(現FC東京)の39試合出場を上回って、日本人のリーガ最多試合出場記録を塗り替えた。

 23日付の『マルカ』紙もこの記録を取り上げ、「40試合出場というのは、そこまで強調されることではないかもしれない。しかし乾は大久保を上回り、スペインサッカーで最も多くの試合に出場した日本人選手となった。エイバルのウィングは18か月を要して、日本大使の最たる存在になったのだ」と記している。

『マルカ』紙はまた、乾が「ロッカールームでは愛される存在で、いつもからかいの対象になっている」とチームに溶け込んでいることを強調。そして日本人MFがエスパニョール戦、ベティス戦、アトレティコ・マドリー戦など、ここ数か月間にわたって「煌びやかなプレーを連発」しており、「最高のバージョンに近づきつつある」との見解を示した。

 しかし同紙も、選手本人と同様に今季ゴールを記録していないことを課題に挙げる。「エイバルの攻撃を引っ張るため、乾に欠けているのは得点だけ」として、記事を締めている。


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