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Y・トゥレは中国行きを断固否定、移籍する選手を「金目的」とも指摘

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中国には今のところ移籍するつもりはないと話したMFヤヤ・トゥレ

 マンチェスター・シティのMFヤヤ・トゥレは中国スーパーリーグへの移籍は全く考えず、イングランドでキャリアを終えることを希望しているようだ。また、中国に行く選手は全員金目当てだとも指摘した。英『ミラー』が伝えている。

 莫大な資金を背景に有名選手を次々と獲得する中国クラブ。最近では元アルゼンチン代表FWカルロス・テベス(上海申花)、ブラジル代表MFオスカル(上海上港)、ベルギー代表MFアクセル・ビツェル (天津権健)らが中国へ活躍の場を移している。

 今年5月13日に34歳となるY・トゥレにも一時は中国移籍の噂が取り沙汰されたが、本人はきっぱりとこれを否定。「僕が中国に行くかって? 行くわけないよ。僕はまだ若いからね。そうだろう? 僕はヨーロッパでプレーしたい。できればイングランドでね。まだあと何年かはヨーロッパでプレーしたいんだ」と自身の将来像を語る。

「イングランドに残るというのは僕の考えだ。いつも言ってることだけど、もし僕が中国に行くことになったら、最終的にイライラしてくることになるだろう。サッカーを好きだからプレーするのか? あるいはお金がほしいからプレーするのか? 目的はなんなんだ?ってね」

「僕はただサッカーがしたい。なぜなら楽しいし、プレーすることが好きだからさ。チームメイトの助けになりたいと思っているし、大物選手やビッグクラブと対戦できることも楽しみなんだ。ずっとこの調子で続けていきたい。もちろん違うメンタリティーを持っている人もいる。だけど僕はサッカーをもっとしたいと考えている」

 Y・トゥレがヨーロッパでのプレーにこだわる理由として、マンチェスター・ユナイテッドのFWズラタン・イブラヒモビッチの存在も大きいと話す。

「僕の友人であるイブラヒモビッチを見てくれよ。彼は35歳だけど、多分まだまだプレーするだろう。あと3年はいけるかもしれない。彼は僕と同じメンタリティーを持っている。彼はビッグプレイヤーであり、サッカーを愛している王様だ。サッカーが何よりも先に来るのさ」

「その後のことはオマケみたいなものだ。ラッキーだったらビッグクラブでプレーできるし、まだまだ大金を稼ぐことはできる。だけど中国に行く選手については…、僕はああはならないと思う。最終的に自分の限界が来たら、キャリアを変えることもあるだろう。だけど今はそんな気分じゃない。調子がすごく良いんだ。まだまだ若いって感じているよ」

 一時はジョゼップ・グアルディオラ監督の構想外となっていたY・トゥレだが、昨年11月19日の第12節クリスタル・パレス戦からリーグ戦全11試合に出場。完全に指揮官の信頼をつかみ、UEFAチャンピオンズリーグでも決勝トーナメントから登録メンバー入りするとみられている。本人が望むとおり、まだまだヨーロッパでの居場所に困ることはないようだ。


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