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リバプール、2部クラブに痛恨のジャイキリ許す…1週間で2つ目のカップ戦敗退

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リバプールを撃破した2部のウォルバーハンプトン

[1.28 FA杯4回戦 リバプール1-2ウォルバーハンプトン]

 FA杯は28日、4回戦を行った。リバプールはホームでウォルバーハンプトン(2部相当)と対戦し、1-2で敗戦。リバプールの敗退が決まった。

 25日に行われたEFL杯準決勝第2戦でサウサンプトンに0-1で敗れ、2017年に入って公式戦1勝3分3敗と調子が上がらないリバプール。その試合からGK ロリス・カリウスとFWロベルト・フィルミーノを除いた9人を変更し、DFコナー・ランドール(21)やMFオビ・エジャリア(19)、MFベン・ウッドバーン(17)など若手が多く起用した。

 試合は開始早々に動いた。チャンピオンシップで24クラブ中18位に沈むウォルバーハンプトンは前半1分、右サイドでMFデイビッド・エドワーズがDFアルベルト・モレノのファウルを受けてFKを獲得。キッカーのMFエルデル・コスタがGKとDFの間に蹴り込んだボールをDFリチャード・スティアマンがヘッドで合わせ、先制のゴールネットを揺らす。さらに同10分には、カウンターからH・コスタが中央を突破し、決定的な場面を作るも右足シュートはわずかにゴール右に外れた。

 格下相手に復調の兆しをみせたい一戦で早々に失点してしまったリバプールは、安全な横パスが多く、なかなか決定的な場面が作れない。さらにFWディボック・オリジにボールがおさまらず、ウォルバーハンプトンの集中した守備に苦戦を強いられた。すると、前半41分にPA手前でボールを奪われると、カウンターからまさかの追加点を許してしまう。H・コスタが倒されながらもスルーパスをFWアンドレアス・バイマンに通し、飛び出したGKカリウスをかわして無人のゴールに流し込んだ。

 2点ビハインドのリバプールは後半開始からランドールを下げてMFコウチーニョを投入。コウチーニョが得意のミドルシュートで相手ゴールに迫るが、1点が遠い。それでも、同20分にはFWダニエル・スターリッジ、同29分にはMFエムレ・カンをピッチに送り出し、攻勢を強めると、同41分に1点を返す。コウチーニョの右CKの流れからスターリッジがヘッドで折り返したボールをオリジが右足で押し込んだ。しかし、ウォルバーハンプトンから2点目を奪うことはできず、試合はそのまま1-2で終了。リバプールは“ジャイアントキリング”(番狂わせ)を許し、敗退が決まった。


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