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高徳がスーパーミドルで714日ぶりゴールも…HSVは2連敗で降格圏転落

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DF酒井高徳がスーパーミドルで追撃弾を決めるが、チームは敗れ降格圏へ順位を落とした

[1.28 ブンデスリーガ第18節 インゴルシュタット3-1ハンブルガーSV]

 ブンデスリーガは28日、第18節2日目を行い、DF酒井高徳が主将を務める16位ハンブルガーSVは敵地で17位インゴルシュタットと対戦し、1-3で敗れた。酒井は右サイドバックで先発し、後半からボランチでプレー。後半18分には2シーズンぶりとなる今季初ゴールを決めたが、チームは2連敗で自動降格圏の17位に転落した。

 試合はインゴルシュタットが優勢に運んでいく。前半14分、DFロマン・ブレジュリのロングボールにFWマシュー・レッキーが競ったこぼれ球をPA右外からMFパスカル・グロスが右足アウトサイドでシュート。角度のない位置から豪快に先制点を叩き込んだ。前半22分にはDFマルクス・ズットナーの直接FKが壁に当たってコースが変わり、追加点。2-0で前半を折り返した。

 ハンブルガーSVは後半開始からDFデニス・ディークマイアー、DFギデオン・ユングを投入。ディークマイアーが右サイドバックに入り、酒井はユングとともにダブルボランチの位置に入った。ところが、後半開始早々にディークマイアーが自陣PA内でMFパスカル・グロスと交錯し、PKを献上。これをFWアルモグ・コーエンがド真ん中に蹴り込み、インゴルシュタットが3-0とリードを広げた。

 攻め手を欠くハンブルガーSVだが、後半17分にキャプテンの酒井が意地を見せる。PA手前でセカンドボールを拾うと、迷わず右足を一閃。鋭く放たれたミドルシュートはクロスバーに当たってゴールネットに突き刺さった。

 酒井の得点はシュツットガルト時代の15年2月14日に行われたホッフェンハイム戦以来、714日ぶりで、ブンデスリーガ通算2ゴール目。一矢報いたハンブルガーSVだったが、そのまま1-3で残留争い直接対決に敗れ、順位でもインゴルシュタットに逆転を許した。なお、酒井は後半32分に主審の判定に対して激しいジェスチャーで不満を表し、今季5枚目となるイエローカード。累積警告により次節2月3日のレバークーゼン戦は出場停止となる。

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