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小林フル出場のヘーレンフェーンはフローニンゲンとスコアレス…“神童”先発デビューも実らず

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中盤で体を張り続けたMF小林祐希

[1.29 エールディビジ第20節 ヘーレンフェーン0-0フローニンゲン]

 エールディビジは29日、第20節3日目を行い、MF小林祐希の所属する4位ヘーレンフェーンはホームで10位フローニンゲンと対戦し、0-0で引き分けた。小林はリーグ戦16試合連続で先発出場し、この日も90分間プレーしている。

 25日に行われたKNVB杯(オランダ国内杯)準々決勝のAZ戦(0-1)から中3日のヘーレンフェーンは、今冬にレアル・マドリーから加入した18歳の“神童”MFマルティン・ウーデゴーアをリーグ戦初のスタメン起用。中盤は小林とMFモアテン・トアスビーがダブルボランチを組み、エーデゴーアがトップ下に入った。

 ヘーレンフェーンのファーストシュートは前半7分。相手のCKを防いだ後のカウンターからFWアーバー・ゼネリが抜け出し、右足を振り抜くが、枠をとらえられず。同17分には小林のパスを起点に、最後は右クロスをゼネリがジャンピングボレーで合わせるも、ゴール右に外れてしまった。

 前半29分には左サイドで小林、DFルーカス・バイケル、ゼネリとパスがつながると、PA左付近からゼネリが折り返したボールが相手DFに当たってコースが変わり、左ポストを直撃。この流れで獲得した左CKからキッカーのFWサム・ラーションがクロスを送り、ファーのFWレザ・グーチャンネジャドが頭で叩きつけるが、相手GKのビッグセーブに遭った。

 スコアレスで迎えた後半も攻勢をかけるヘーレンフェーン。後半8分、同12分には左サイドバックのバイケルが強烈なミドルシュートを見舞うが、1本目は相手GKにセーブされ、2本目はゴール右外にそれた。

 相手の守備を崩し切れないヘーレンフェーンは後半25分、エーデゴーアに代え、これまで中盤で先発起用されていたFWペッレ・ファン・アメルスフォールトを投入。そのまま攻撃的なポジションに入った。

 後半27分には右サイド深くでパスを受けたラーションがドリブルでマークを振り切り、右のゴールポスト付近から折り返すも、カバーに戻った相手DFが至近距離でブロック。さらに後半39分、ラーションがPA後方左でFKを獲得し、自ら右足で狙うが、ゴール左隅を突いたシュートは相手GKに抑えられた。

 逆に後半43分、フローニンゲンのMFブライアン・リンセンに抜け出されるが、素早いカバーリングを見せた小林がPA内で体を張って突破を阻止。そのまま両チームともスコアを動かせず、0-0で終了を迎えた。


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