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柴崎岳が加入したテネリフェとは?スペイン人記者に聞くリーガ2部のレベル

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新天地が2部テネリフェに決まったMF柴崎岳

 現地時間の1月31日に鹿島アントラーズMF柴崎岳のテネリフェ移籍が決まった。柴崎の戦いの舞台がどのような場所なのかは気になるところだ。

 ラス・パルマス加入に近づいていると見られていた柴崎だが、最終的に選んだのは現在リーガ・エスパニョーラ2部で戦うテネリフェだった。そのテネリフェとは、一体どのようなクラブなのか。

 スペインで歴史あるクラブとして知られるテネリフェのハイライトは、1991-92シーズンと92-93シーズンだ。まずは91-92シーズン、テネリフェはリーガ1部の最終節でホームにレアル・マドリーを迎えた。勝てば優勝が決まるレアルだったが、テネリフェに2-3でまさかの敗戦。バルセロナに優勝を明け渡した。

 その翌シーズン、テネリフェは再びリーガ1部の最終節でホームにレアルを迎える。この時も2-0で勝利を収め、首位を走っていたレアルからタイトルを奪ってみせた(優勝したのはバルセロナ)。この2試合は今でもスペイン人の間で語り草となっている。

 1989年から10年間1部に残留し続けていたテネリフェだが、2000年以降は2度1部に昇格するも、2シーズン以上続けてトップカテゴリーを維持することはできなかった。さらに、その後経営難に陥り、2011年には2部B(実質3部)降格を経験した。

 そして今季、テネリフェは現在リーガ2部で6位に位置している。8年ぶりの1部復帰に向け、順調な歩みを続けている。

 そういった状況で、クラブは柴崎の獲得を決めた。果たして、柴崎はテネリフェで活躍できるのか。『Goal』のミゲル・チュルカ記者にテネリフェやリーガ2部、柴崎に関する印象を聞いた。

「リーガ1部とリーガ2部の違いは明らかだ。1部に世界最高の選手が集まっているのに対して、2部にいるチームのレベルは非常に拮抗している。その均衡性が2部の特徴とも言える。中位のチームと下位のチームにほとんど勝ち点差はなく、残留争いは最終節までもつれ込む傾向がある」

「日本人選手はリーガで成功するのが難しかった。だが、柴崎の移籍は我々のマーケットにおいて興味を引くものとなるだろう。何せ、レアル・マドリー相手に2ゴールを奪った選手だからね」


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