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大宮の新10番大前は不発…「欲しいところにボールが出てこない」

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大宮の10番を背負うFW大前元紀は無得点に終わった

[2.7 練習試合 横浜FM2-2大宮 シーガイア]

 連係不足を露呈した。大宮アルディージャは横浜FMと2-2で引き分けたが、現時点の主力組とみられるメンバーで臨んだ1本目は0-1。新戦力のFW大前元紀、MF長谷川アーリアジャスール、MF茨田陽生が先発したが、チャンスらしいチャンスは10分のMF江坂任のシュートぐらいだった。

 前線で江坂と2トップを組んだ大前は「お互いに意識し合っているし、近くでプレーすることを心がけた」とコンビネーションを意識したが、自身はなかなかチャンスに絡めず。「ボールは回していたけど、シュートシーンが少なかった」と、チームとしての課題を挙げた。

「最後のところ、ゴール前の精度を個人としてもチームとしても高めたい。シュートに持ち込めるシーンもまだできていない。(パスが)欲しいところに入ってはいるけど、そこにボールが出てこない」

 今オフにMF家長昭博、MF泉澤仁という攻撃の中心選手が移籍し、新10番の大前に懸かる期待も大きい。今月25日のJ1開幕戦・川崎F戦(NACK)まで2週間余り。宮崎キャンプは明日8日で打ち上げとなるが、11日には本拠地のNACK5スタジアム大宮で群馬とのプレシーズンマッチも控えている。「だんだん良くはなってきている。開幕までまだ試合もあるし、そこで合わせていければ」と気持ちを切り替えた。

(取材・文 西山紘平)

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