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2つのポジションでアピールした大宮MF瀬川、「僕の好きな形」で23歳のバースデー弾

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再出場した3本目に同点ゴールを決めたMF瀬川祐輔

[2.7 練習試合 横浜FM2-2大宮 シーガイア]

 23歳のバースデーを自らのゴールで祝った。今季、群馬から大宮アルディージャに加入したMF瀬川祐輔は2本目の45分間に2トップの一角で出場。22分にポスト直撃のシュートを放つなど惜しい場面をつくると、3本目も19分から右サイドハーフで途中出場を果たし、24分に貴重な同点ゴールを奪った。

 FWネイツ・ペチュニクからのスルーパスでゴール前に抜け出し、右足でゴール。「僕の好きな形。いいタイミングで出してくれて、いい形で決めることができた」と振り返ると、「初めてバースデーゴールを決めたのでうれしかった」と白い歯をこぼした。

 この日が23歳の誕生日だった瀬川。「1、2回ミスはあったけど、徐々に減ってきている。リラックスしてできたし、キャンプを通して今までで一番良かったと思う」と、充実感も漂わせた。

 明治大から昨季、群馬に入団。ルーキーイヤーにJ2で42試合出場13得点を記録し、プロ2年目にしてJ1への“挑戦権”を得た。FWとサイドハーフという2つのポジションをこなし、計56分間の出場で1ゴール。宮崎キャンプ最後の練習試合でしっかり結果を残した。

 11日には群馬とのプレシーズンマッチも控える。自身初となる本拠地NACK5スタジアム大宮での古巣戦、そして25日のJ1開幕に向け、「点を取ることが一番の自信になるのは、去年1年間を通して学んできた。得点に絡む動き、ハードワークを忘れず、自分の苦手なところにも取り組んでいきたい」と意欲的に語った。

(取材・文 西山紘平)

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