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プロ入りするため、世界で通用するために、流経大柏の主軸が取り組むカラダづくり

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流通経済大柏高の主軸はカラダ作りに取り組んでいる。左からMF菊地泰智、CB関川郁万、左SB近藤立都

 ライバルに差をつけるのは技術だけじゃない。スキルを支えるカラダのフィットネス、コンディショニングが万全でなければ、自分の持っている技術を100%発揮することはできない。がむしゃらに鍛えればいいわけでもない。キミは自分のカラダを理解し、自分のカラダに適したトレーニングができているか? ハードな練習や試合の直後に何をするか。そこでライバルとの差はついている。
 練習時に「テックフィット」をカラダに身につけ、「アミノバイタル」をカラダに取り込む。アディダスとAJINOMOTOによる“テックフィット×アミノバイタル”は「挑めるカラダPROJECT」として、部活生が次の負けられない試合で最大限のパフォーマンスを発揮するための「明日、勝つためのルーティーン」を提唱する。


 巻き返しを懸けた特別な一年がスタートする。13年のプレミアリーグチャンピオンシップで優勝し、「高校年代真の日本一」に輝いている名門・流通経済大柏高(千葉)は昨年、プレミアリーグEAST9位で初めてプリンスリーグ関東へ降格。また全国高校総体決勝で敗れて全国2位に終わった流経大柏は選手権出場も逃し、非常に悔しい一年を過ごした。新シーズン、全国タイトルを獲得し、高校サッカーを突き抜けた存在になるため、目指すのはテクニック、パワー、フィジカルでもライバルたちを圧倒するチーム。新チームのレフティーエースMF菊地泰智(2年)と驚異的な左足を持つ左SB近藤立都(2年)、そしてU-16サッカー日本代表の注目CB関川郁万(1年)の3人が、すでに実行しているカラダづくり、さらなる進化への意欲を語った。

―今、どのような目標持っていて、そのためにカラダづくりを実施するなどピッチ外で何をしている?
菊地:「自分は背が小さいので、今後伸びるか分からないんですけれども、睡眠時間の確保と食事のところは気を遣っています。自分はプロで活躍したい。その目標があるので小さいままではどんなに走れていても、通用しない部分があると思うので、その壁にぶつかる前にどうにかしたいという思いがあります」
近藤:「プロになるために、(菊地)泰智も言っているように、自分も睡眠は意識していて、朝練が毎日続いていて大変なんですけれども、グラウンドに入ったらやるっていう気持ちは忘れずに持ってやっている。睡眠を取って、食事もできるだけ野菜や主食をしっかりと摂ってカラダを大きくできるようにしています」
関川:「まだまだカラダが弱いんですが、食事は一番気にしていて、肉や野菜、魚など、バランスよく食べて、ご飯も2杯食べるようにしている。世界でも通用するために、カラダづくりからしっかりしていかないといけない」

―カラダづくりに対する意識はチームメートたちも高い?
菊地:「トレーニングルームで筋トレしている人は結構います。いつも見ますし、やっている人は多いと思います」

―個人的にもカラダを大きくしようとか、柔らかい筋肉をつけようとか、筋トレすることに時間を割いている?
菊地:「家ではやっています。テレビで見た柔らかい体幹をつけるトレーニングと、普通の体幹をつけるトレーニングをしています」

―カラダづくりをする上でプロテインやサプリメントを摂ったり、食事プラスアルファについてはどのように取り組んでいますか?
菊地:「プロテインは練習終わった後に飲んでいます」
近藤:「練習終わった後に飲んでいます」

―意識高くやっているけれど、それはチームとしての取り組み?
菊地:「チームとして決まっていないですけれど、飲む人は自分から進んで飲んでいます」

―練習後、どれくらいの時間に飲まないといけないということも考えて飲んでいる?
全員:「30分以内に」

―さすが理解しているね。試合や練習の始まる前はどう? この時間帯も飲むことが推奨されているけれど?
全員:「飲んでないですね。それは知らなかったです」

―トレーニングももちろん大事だけど、次に向けてどう回復するかも重要。今取り組んでいることを教えてください。
菊地:「お湯と水と交互に浸かる交代浴。(自宅の)風呂でやっています」
近藤:「睡眠と、湿布を貼ったり、電気治療したり。睡眠は、朝6時起きなので、10時くらいには電気を消しています」
関川:「自分も10時過ぎにはカーテン閉じて寝ています。ケアについてはほぐし棒とか。代表では練習や試合の後にアイスバスに5分位入っています」

―カラダづくりを意識し始めたのはいつくらい?
菊地:「小学校の時にして、途中でその意識がなくなって、また高1の最後当たりから必要だという意識になりましたね」
近藤:「自分は腰が悪くて、『腰の周りを鍛えろ』と言われているのんで、腹筋と体幹は毎日やっていますね」
関川:「自分は高校入ってからですね。試合に出た時に一人だけ体格で負けちゃう時があって、カラダが弱いところが原因で失点してしまうことがあったので」

―当たり負けしたり、フィジカル差を感じた経験はある? 関川君は代表で海外遠征も経験しているけれど。
近藤:「あります。自分は中1の時にOBの人が来て、上手いって言われたんですが、その人にタックルしたら逆に吹っ飛ばされて、それが悔しくて……。そこからフィジカルについて意識しはじめましたね」
関川:「代表ではオマーンとしかやったことがなくて、蹴ってくるチームだったのでそんなに(フィジカル勝負する機会は)なかったです。(印象的だったのは)それよりも(青森)山田の選手で、芯が強くてブレなかった」
菊地:「去年イタリアへ行った時に、最後の試合でアフリカのチームとやったんですけど、相手の左SBにスライドするように上体でどかされてしまったので、とても印象に残っています」

―流経大柏はフィジカル面でも他を圧倒してきたチーム。今、自分たちは高校世代のライバルたちに対してフィジカル面のどこで上回っていると思う?
菊地「(本田裕一郎)監督からすると、自分たちまだまだだと思いますけれども、プレスなど走る面では負けたくない。これだけ毎日、朝練から走っているので負けたくないなというのは自分的には思っています」
近藤「(菊地)泰智と同じで長所がプレスなんで、1試合通して走れるようにならないといけないし、これからもっと厳しいトレーニングを乗り越えていかないといけないと思っていますね」
関川「流経と言えばプレスなんですけれども、行けていないところとかあって、監督とかにも結構言われている。朝練なども含め、カラダをつくるのはキツイと思うんですけれども、来年の選手権とかでは圧倒できるように準備していきたい」

―昨年は悔しい思いをしたが、だからこそカラダの部分でも他を上回ろうという話は出ている?
菊地:「高1の時からいつも思っていることです。(今年だからということで)特別意識していることではなく、常に思っていることです」

―今、個人的にカラダで上回っていると感じる部分と、今後より強化していきたい部分について教えてください
菊地:「(周りに勝っている部分は)ケツじゃないですか。重心とか元々低くて前傾姿勢なので、基本的に当たって転ぶとかないです。今後はもうちょっと背中の広背筋とかつけて、体勢が悪かったり、要求したところと違うところへボールが来た時に耐えて、そのまま相手のプレッシャーも吸収できるようにしたい。後ろの筋肉は意識して鉄棒を使ってトレーニングしています」
近藤:「太ももは人よりも自信があります。一方で、もっと体幹を鍛えたいですねキックの時に転んでしまったり、体勢が悪くなった時に思っているところへ蹴れなかったりというのがある。キックがウリなので、どんな状態でも蹴れるようにしていかないといけないと思っている。鍛えたいのはやはり体幹で、どんな状態でもいいボールが蹴れて、アシストできるようになっていかないといけない。まだまだ後ろに倒れそうになるので、そこは改善したいですね」
関川:「自分の強みは背筋です。一方で、腕をもっと鍛えたいです。相手をブロックしたりとか、腕の力がまだまだ弱いので競り負けたり、吹っ飛ばされたりしていたので」

(取材・文 吉田太郎)

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