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[MOM2056]大津FW大崎舜(1年)_東福岡から先制点!“育成の大津”期待の187cmストライカー

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大津高の187cmFW大崎舜は1ゴール

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[2.13 九州新人大会3位決定戦 東福岡高 2-2(PK4-5)大津高 佐賀県総合運動場陸上競技場]
 
 技術面も体力面もまだまだ課題はある。だが、大津高の187cmFW大崎舜(1年)にとってはポテンシャルの高さを示す九州大会となった。

 大津の古閑健士監督が「予選の時のヒガシ(東福岡高)戦であの子ちょっとやれたので、それが自信になったと思いますね」と説明するFWは前線でショートカウンターの起点となった予選リーグ・東福岡高戦に続いてこの日も奮闘。相手の厳しいチェックの前に簡単にはボールを収めさせてもらえなかったが、長身と縦への推進力を活かしたドリブルでDF間へ割って入るなどチャンスもつくり出した。

 そして前半22分、右サイドを突破したMF吉瀬大貴(2年)の折り返しを身体を投げ出しながらのシュートでゴールへねじ込んだ。少ない決定機を得点へ結びつけた大崎は後半もDFの当たりを上手くブロックしながら前進する突破を披露。6分にスルーパスからDFのタックルをかわして放った左足シュートはGKの好守に阻まれたものの、後半25分に交代するまで印象に残るプレーをして見せた。

 意識して動き出しの回数を増やし、「取りたい」というゴールを決めて九州大会を終えた大崎。古閑監督はそのFWについて「(大柄だが)意外に足が速いし、動き出しもいい。賢いので人を見て動けるし、動き出しのタイミングとかもやっぱり良く見て動き出しているので才能を感じます。しっかりここから一人前になってくれればいいと思います」と期待する。

 学力もとても高いという大型ストライカーは、近年多数のJリーガーを輩出している“育成の大津”で課題のシュートや身体の強さ、バランスの部分を向上させて、突き抜けた存在のFWになる。

(取材・文 吉田太郎)

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