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大一番で“MSN”が沈黙…守備や中盤でもパリSGに圧倒されたバルセロナ

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バルセロナパリSGに完封に封じ込まれた

 バルセロナは大一番で弱さを露呈してしまった。一体バルセロナに何が起きていたのか。スペイン『マルカ』が伝えている。

 バルセロナは、14日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦ファーストレグ、敵地でパリSGに0-4と敗戦した。セカンドレグでの逆転は非常に難しい状況だ。

 敗戦の要因として、まず挙げられているのが試合の入り方の悪さだ。パリSGは序盤から前線のプレッシングを効かせ、バルセロナの自由を奪った。今季リーガ・エスパニョーラにおいても同様に試合の序盤で苦しめられていたバルセロナだが、CLで勝ち上がる猛者を前にしてその悪癖が命取りとなった。

 リーガとCLの違いに触れるのであれば、リーガではほとんどのチームがバルセロナ相手に守勢に回るのに対し、14日のパリSG戦ではそうはならなかった。対戦相手の能力の高い選手に苦い思いをしたのがDFセルジ・ロベルトだ。リーガにおいては右サイドを執拗に攻められることはほぼ皆無だが、パリSGとの試合では相手MFユリアン・ドラクスラーにいい様にあしらわれ、改めてカンテラーノの右SBとしての資質が問われる結果になったと言える。

 守備陣だけではなく、攻撃陣にも責任がある。FWリオネル・メッシ、FWルイス・スアレス、FWネイマールの“MSN”はパリの地で沈黙。試合を通じてバルセロナが放ったシュート数は7本で、これは2014年夏にルイス・エンリケ監督就任以降3番目に最低の数字だ。

 またバルセロナは中盤もパリSGに制圧された。MFアドリアン・ラビオのボール奪取回数は12回、MFマルコ・ベッラッティは9回、MFブレズ・マテュイディは7回。これに対してバルセロナでトップの数字を記録したのはDFジェラール・ピケの7回で、中盤の選手は誰一人としてパリSGの3選手を上回っていない。

 L・エンリケ監督の手腕にも疑問が投げかけられる。58分にMFアンドレ・ゴメスに代えてラフィーニャ、72分にMFアンドレス・イニエスタに代えてMFイバン・ラキティッチを投入するも、試合の流れを変えるには至らず。スタメン選び、戦術の変更、交代策――。いずれも結果に反映させることはできなかった。


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