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2年生FW町野の弾丸ショット皮切りに4発!日本高校選抜がU-18Jリーグ選抜に快勝!

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前半21分、FW町野修斗(右)の先制ゴールを喜ぶ日本高校選抜イレブン

[2.18 NEXT GENERATION MATCH U-18Jリーグ選抜0-4日本高校選抜 日産]

 U-18Jリーグ選抜と日本高校選抜による「NEXT GENERATION MATCH」が18日午前に行われ、高校選抜が4-0で勝った。かつてシュツットガルトFW浅野拓磨やザルツブルグFW南野拓実らも経験した「NEXT GENERATION MATCH」。今年はFW町野修斗(履正社高)とMF鳥海芳樹(桐光学園高)、そしてFW 伊藤龍生(米子北高)、FW安藤瑞季(長崎総合科学大附高)のゴールによって高校選抜が勝利して通算成績を3勝3分2敗としている。

 高校1、2年生と注目の中学3年生FW久保建英(FC東京U-18)によって構成されているJリーグ選抜は4-4-2システム。先発GKは大迫敬介(広島ユース)で4バックは右から岡庭愁人(FC東京U-18)、中川創(柏U-18)、橋岡大樹(浦和ユース)、青山夕祐(名古屋U18)。中盤は平川怜(FC東京U-18)と井澤春輝(浦和ユース)のダブルボランチで右MF藤本寛也(東京Vユース)、左MF中島元彦(C大阪U-18)。そして久保と中村駿太(柏U-18)が2トップを組んだ。

 一方、第95回全国高校サッカー選手権の大会優秀選手を中心に構成された日本高校選抜は4-5-1システムでGKは前日に急遽招集された廣末陸(青森山田高→FC東京)。4バックは右から三国スティビアエブス(青森山田高)、阿部海大(東福岡高)、佐藤瑶大(駒澤大高)、杉山弾斗(市立船橋高)。中盤は住永翔(青森山田高)と金子大毅(市立船橋高)のダブルボランチで右MF大塚諒(前橋育英高)、左MF鳥海、トップ下が町野。1トップは鳴海彰人(青森山田高)が努めた。

 平川や藤本を中心によりボールを多く握って攻めるJリーグ選抜は8分、久保がDF2人をいなしながら前進して藤本へ繋ぐ。そして、PAへ飛び出した平川へ藤本のスルーパスが通ったが、シュートは距離を詰めたGK廣末がストップ。Jリーグ選抜は15分にも藤本のラストパスから中村がシュートへ持ち込んだがDFにブロックされるなど、住永、金子や最終ライン中心に粘り強く守る高校選抜から得点することができない。

 逆に高校選抜は杉山、三国のオーバーラップを交えたサイド攻撃や相手の背後を狙った攻撃でJリーグ選抜のゴールを目指す。クロスは上がるものの、シュートまで持ち込めていなかったが、それでも21分、鳴海からのループパスのこぼれ球を町野が左足ダイレクトシュート。弾丸ショットがゴール右隅へ突き刺さり、高校選抜が先制した。

 高校選抜は33分にもCKのこぼれを三国が折り返して鳴海が決定的な右足シュート。Jリーグ選抜は岡庭がブロックしたものの、背後へ抜け出す中村を起点とした攻撃は得点に結びつかず、0-1で前半を折り返した。

 後半開始から両チームともに3選手ずつをチェンジ。Jリーグ選抜は大迫、岡庭、中島に代えてGK若原智哉(京都U-18)、右SB坂口祥尉(FC東京U-18)、FW満田誠(広島ユース)を投入し、高校選抜は佐藤、飯島、鳴海に代えてMF大塚諒(前橋育英高)、MF松本泰志(昌平高→広島)、FW安藤を送り出し、金子をCBへ移した。

 その後半開始直後、高校選抜が追加点を奪う。三国の右クロスを中央の鳥海がヘディングシュートで決めて2-0。Jリーグ選抜は9分に右中間でのワンツーから久保が逆サイドへ絶妙なパスを通したが、青山の左足シュートは枠を外れてしまう。

 17分、Jリーグ選抜は中川、井澤に代えてCB瀬古歩夢(C大阪U-18)とMF川村拓夢(広島ユース)を投入。高校選抜は21分、町野に代えて伊藤を送り出すと、その伊藤が23分に相手のミスパスをインターセプトして3点目のゴールを奪う。直後にJリーグ選抜は中村に代えて平墳迅(清水ユース)を高校選抜は杉山を左SB渡邊泰基(前橋育英高)へ入れ替えた。

 Jリーグ選抜にPAまでボールを運ばれながらも廣末中心に得点を許さない高校選抜は32分、伊藤、松本とのコンビネーションから安藤が右足で4点目のゴール。この後、Jリーグ選抜は平川に代えてMF小林幹(FC東京U-18)、高校選抜は三国と廣末に代えて右SB常盤悠(尚志高)、GK深谷圭佑(帝京長岡高)をピッチへ送り出した。スコアはそのまま4-0で終了。高校選抜が過去最多得点差となる4-0勝利で4月の欧州遠征へ弾みをつけている。

(取材・文 吉田太郎)
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