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[デンチャレ]関東Aが前回王者・関西撃破で2年連続の決勝進出!FWディサロが2発の活躍

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関東Aが3発勝利で2年連続の決勝進出

[2.18 第31回デンソーカップチャレンジサッカー刈谷大会 関東選抜A3-1関西選抜 刈谷]

 第31回デンソーカップチャレンジサッカー刈谷大会の2回戦が18日に行われ、刈谷市総合運動公園グリーングラウンド刈谷(天然芝)の第2試合では、関東選抜Aが関西選抜に3-1で勝利し、2年連続の決勝進出を果たした。前回王者・関西は2連覇ならず。3・4位決定戦へ回ることになった。

 前回大会決勝カードの再現となった一戦は、前半14分に動く。CKからのゴール前混戦でFWディサロ燦シルヴァーノ(法政大2年=三菱養和SCユース)がDF吉村弦(同志社大2年=G大阪ユース)に倒されてPKを獲得。これをディサロが自ら左足で決め、関東Aが先制に成功した。

 それでも前半43分に関西が同点弾。右サイドから押し込み、MF國分将(近畿大3年=札幌U-18)からFW竹下玲王(関西大3年=磐田U-18)へつなぐと、最後はルーキーのMF山本悠樹(関西学院大1年=草津東高)が右足シュート。GK長谷川洸(日本体育大3年=東京Vユース)の指先をかすめたがネットを揺らす。1-1で前半を折り返した。

 迎えた後半。関東AはMF荒木翔(国士舘大3年=日本航空高)に代わり、MF秋山陽介(早稲田大3年=流通経済大柏高)を投入する。すると後半17分に秋山を起点に関東Aが二度目の勝ち越しに成功。秋山から左サイドのMF渡邉新太(流通経済大3年=新潟ユース)へつなぎ、最後はファーサイドへ走りこんでいたディサロが右足を振り抜いた。

「ファーに来る気がした。走りこんでいって、GKが弾いても狙えるし、抜けても触れるくらいの位置にいたら、本当にボールがきたので決めるだけでした」。関東Aの9番が自身2点目を決め、チームは2-1と二度目のリードに成功した。

 勢いづいた関東Aは後半23分に追加点。初戦で2発の活躍をみせていた渡邉が自ら決める。FW新垣貴之(流通経済大2年=流通経済大柏高)からの浮き球で抜け出し、自ら持ち込み、GKとの1対1から冷静に右足シュート。難なく決めて3-1と差を広げ、そのまま試合は終了。関東Aが関西を3-1で下し、2年連続の決勝行きを勝ち取った。

 一方で敗れた関西選抜は、2連覇の夢が潰えた。前半からルーキー山本や竹下が積極的にシュートも狙い、中盤ではMF藤原奏哉(阪南大3年=ルーテル学院高)が相手の攻撃の芽を摘む守備をみせた。0-1とされた後に追いついたが、後半に2失点。終わってみれば後半のシュート数は0本と追い上げムードを作れないまま黒星を喫っした。

 18日に行われる決勝で10年ぶりの優勝を目指す関東Aは全日本と、関西は3・4位決定戦で関東B・北信越と戦う。


(取材・文 片岡涼)
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