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[デンチャレ]0-2から2点返すも10失点敗戦…関東B・北信越MF石川大地「あそこで決めていれば」

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相手の厳しい守備をかいくぐり、結果を残したMF石川だが悔しい10失点敗戦

[2.18 第31回デンソーカップチャレンジサッカー刈谷大会 全日本選抜10-2関東B・北信越選抜 刈谷]

 悔しすぎる結果だった。関東B・北信越選抜は全日本大学選抜に2-10の大敗。0-2から2分間で2点を返すなど食らいついていたが、退場者を出して数的不利に立つと一気に失点を重ねた。関東B・北信越で10番を背負うMF石川大地(桐蔭横浜大3年=水戸啓明高)は「こういう負け方をして一人ひとりが考える部分はあると思う。あすは修正して頑張りたい」と静かに話した。
 
 前半12分、13分に連続で失点。2点を追う展開になったが、前半27分に石川のゴールで1点を返す。DF会津雄生(筑波大2年=柏U-18)の右クロスからニアサイドに走り込んだ選手がおとりとなり、待ち構えていた石川が右足ボレー。「深いところにボールが入ったとき、ニアに走ってくれた選手がいたので、必ずファーに流れてくると予測していたら、そこにボールが来ました。あのポジションに頭を使っていれたのは良かったと思います」と振り返ったMFは「ああいう形の時は強く枠に打てば入るイメージがあったので、枠を狙うというよりは強く蹴りました」と言う。

 さらに前半29分にはMF戸嶋祥郎(筑波大3年=市立浦和高)がゴールを奪い、2-2の振り出しに戻した。同43分にはPA手前左でFKを獲得。やや近すぎる距離でのFKを石川が直接狙っていったが、クロスバー上へ外れた。そして勝敗を分けたのは前半終了間際の45分、会津がPA手前でFWジャーメイン良(流通経済大3年=流通経済大柏高)のユニフォームを強く引っ張り、一発退場。数的不利に立った関東B・北信越はシュート0本に終わった後半に一気に8失点。大敗を喫した。

 「あそこで決めていれば結果は変わってきたのかな」と退場直前のFKシーンを悔やんだ石川は「会津が悪いとかではなく、0か100かのなかで自分たちが100にできなかったのが悔しい。耐えれればセットプレーなどでワンチャンスを狙えていたと思う」と唇を噛んだ。

 関東B・北信越は決勝選出ならず。関西選抜との3・4位決定戦に回ることになった。10失点大敗を簡単に切り替えるのは難しいところだが、最終日を白星で飾り、笑顔で大会を締めくくりたいところだ。


(取材・文 片岡涼)
●第31回デンソーカップチャレンジ刈谷大会特集

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