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[デンチャレ]全日本大学選抜復帰!!進化途中の関西選抜CB菊池流帆「力みすぎずに」

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全日本への返り咲きを果たした菊池

 進化途中のCBが全日本大学選抜へ返り咲いた。DF菊池流帆(大阪体育大2年=青森山田高)は関西選抜の3位入賞に貢献すると、大会後に発表された全日本大学選抜ドイツ遠征メンバーへ名を連ねた。

 昨年のデンチャレを最後に全日本大学選抜から遠ざかっていた菊池。しかし大きく落ち込むこともなく、「落ちたことは仕方がないと捉え、悔しいとかもなく、あっさりした感じでした」と言う。それでも大阪体育大では、全日本大学選手権(インカレ)で4強入りを果たすなど奮闘。関西選抜の一員として臨んだ今大会では堂々のプレーで存在感を発揮。全日本復帰へつながった。

 3位決定戦の関東B・北信越選抜戦(2-1)はベンチスタート。チームメイトを外からの声で鼓舞すると、「とりあえず元気出してやれ」「盛り上げろ」という指示を受けて、0-1の後半から途中出場。「(開催地に近い)名古屋は名古屋コーチンが有名だから」という理由で競り合いの際に「コーチン!」など、とにかく叫ぶ声で相手を威圧。1-1に追いついた際には「ブラボー!」と味方を盛り立て、逆転弾へ勢いづけた。

「観客の人にも楽しんで欲しいから」という叫び。敗れた関東B・北信越の選手に「あれがいいか悪いかは別として、ああいう風に流れを変えられる選手がいたのが違い」と言わしめたように、菊池の“声”は逆転勝利を引き寄せる一つの要因となっていた。

 アンダーウェアには『気持ち』と書き、『ファイヤー』と声を張る菊池だが、その“熱さ”との向き合い方に変化があるようだ。昨年9月頃から「気持ちが入りすぎて、力んでしまうと身体は動かない。力みすぎずにリラックスしてのプレーが大事」と考えるようになり、現在は進化の真っ最中。

 「声は自然に出てしまうので仕方がない」と言うものの、ピッチ上ではあくまで“自然体”を貫くことで、「相手の動きが見えるようになったし、対人で相手が何をしてくるか見えるようになってきた。それに自分の身体の調子が分かるようになってきた」と語る。その成果は今回のデンチャレで出たようで「デンソーに来ても、全日本選抜に負ける気はしなかったし、どの選手にも負ける気はしなかった」と言い切った。

 全日本大学選抜の宮崎純一監督は菊池について、「どこにいっても自分のミスで落ち込んで、そしてチームのなかで崩れていってしまう。でも関西選抜の試合では、後半に彼が入ってきて流れが変わったかなというところでいい部分もある。そういうところを今回全日本の一員として、海外でもう一度活動してもらって、厳しい中でチームにどう溶け込んでいってくれるかな、ひとつ成長してくれるかなという選手」と期待を寄せている。

 これからまずは全日本大学選抜の一員としてドイツ遠征に臨み、先には全韓国大学選抜との日韓定期戦が控える。今季の目標のひとつに「特別指定選手になること」を掲げるCB。「負けない自信はある」と語る韓国を相手に強さを示せるか。

(取材・文 片岡涼)
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