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浦和R・シルバ、一時は逆転となる2得点も「悲しいし心が痛い」

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2得点を奪った浦和レッズFWラファエル・シルバ

[2.25 J1第1節 横浜FM3-2浦和 日産]

 浦和レッズのユニフォームを身にまとって迎えたJ1リーグ開幕戦。1トップの位置で起用された新戦力のFWラファエル・シルバは2得点と結果を残した。しかし、チームが逆転負けを喫したことで試合後の表情は浮かなかった。

 前半13分にMFダビド・バブンスキーの得点で横浜FMに先制点を許し、0-1のまま後半を迎えた浦和だったが、後半立ち上がりにR・シルバが立て続けにゴールを脅かす。同6分には左サイドのFW興梠慎三から送られたパスをゴール前でフリーで受けるもシュートはポストを叩き、さらに同7分にはPA外からミドルシュートを枠内に飛ばしたがGK飯倉大樹の横っ飛びのセーブに阻まれた。

 しかし、ここで下を向かなかったブラジル人助っ人は、立て続けにゴールを陥れる。後半18分には「(MF関根貴大の)クロスに対して興梠(慎三)選手がうまい形でディフェンダーを引き連れてくれて、空いているスペースで僕が受けられた」と右サイドから送られた関根のクロスの流れから、最後はR・シルバが押し込んで同点に。

 さらに後半20分には「柏木(陽介)選手が裏に逃げる僕の動きに気付いてくれて、素晴らしいフィードを送ってくれた」とMF柏木陽介の正確なパスから最終ライン裏を突くと、ヘディングで合わせてネットを揺らし、一時は逆転となるゴールを記録した。

 浦和でのリーグ戦初陣で2得点を奪ったものの、チームは終盤に2失点を喫して2-3の逆転負け。「自分の2つのゴールが勝利に導けなかったことで心が痛い。チームとして勝利できなかったのが、一番悲しいです」と声を落とした。

(取材・文 折戸岳彦)
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