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県民の“光となれ”…安柄俊2発の熊本が讃岐に競り勝ち2年連続白星スタート

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[2.26 J2第1節 熊本2-1讃岐 えがおS]

 J2リーグは26日、2017シーズンの開幕節を迎え、今季から名称がに変更となった『えがお健康スタジアム』では、ロアッソ熊本カマタマーレ讃岐が対戦し、2-1で熊本が勝利。2年連続で開幕戦白星となった。

 立ち上がりは、新戦力DF市村篤司とDF李栄直がスタメン出場の讃岐がいい入りを見せたが、徐々にホームの熊本が相手ゴールに迫る。前半11分、ゴール正面でFKを獲得すると、川崎Fから完全移籍で加入したFW安柄俊が思い切りよく蹴り込む。やや距離がある位置だったが、低い弾道のシュートが枠を捉えたものの、GK清水健太にキャッチされ、早々の先制点とはならなかった。

 讃岐もFW木島徹也がドリブルで積極的に仕掛け、FKからMF渡邉大剛が多彩なキックでチャンスを演出するなど、持ち味を見せ始める。熊本にとっては嫌な時間帯だったが、前半22分にセットプレーからゴールネットを揺らす。MF上里一将が右CKから高い弾道のボールを送り、ファーサイドで相手のマークをはがした安柄俊が頭で合わせる。しっかり地面に叩きつけたシュートがワンバウンドしたゴールに突き刺さり、熊本が先手を取った。

 後半の立ち上がりは1点リードの熊本が安柄俊、FW平繁龍一との連携からMF岡本賢明が強烈なシュートを浴びせていくと、押し込まれる場面もあったが、同12分に追加点。MF嶋田慎太郎が左足で絶妙なスルーパスを送り、これに反応した安柄俊が裏に抜け出し、冷静にGKとの1対1を制し、2-0とリードを広げた。

 失点直後に讃岐は、MF高木和正とFW原一樹をピッチに送り込み、反撃を試みる。クロスが味方に合わず、DF西弘則のシュートも枠を捉えきれない場面もあったが、同25分に1点を返すことに成功する。左サイドから渡邉が右足で正確なクロスを供給。フリーで飛び込んだMF永田亮太が頭で押し込み、2-1とした。

 これで讃岐の攻撃の勢いが増したが、昨年発生した地震からの復興に向けて進むホームタウンを照らすべく、「光となれ!絆 180万馬力」とスローガンを掲げた熊本が最後のところで体を張り、2-1で逃げ切り勝利。ホームサポーターに白星をプレゼントした。


●[J2]第1節 スコア速報

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