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2点ビハインドはね返す脅威の粘り…レアル、鮮やか逆転勝利で首位堅持

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逆転勝利を収めて首位をキープしたレアル・マドリー

[2.26 リーガ・エスパニョーラ第24節 ビジャレアル2-3R・マドリー]

 リーガ・エスパニョーラ第24節3日目が26日に開催され、消化試合が1試合少ないながらも首位に立つレアル・マドリービジャレアルのホームに乗り込んだ。前半をスコアレスで折り返した試合は後半に激しく動く。同11分までにビジャレアルが2点を先行するが、同29分までにレアルが同点に追い付く。すると同38分にFWアルバロ・モラタが決勝ゴールを奪い、レアルが3-2の勝利を収めた。

 直前に行われた試合でバルセロナがアトレティコを下したため、引き分け以下に終われば首位の座を明け渡すレアルだが、前半11分にゴールを脅かしたのはビジャレアルだった。スローインを受けたMFマヌ・トリゲロスが右サイドを突破してマイナスのパスを送ると、ボールを受けたDFマリオ・ガスパールが枠を捉えるシュートを放つがGKケイラー・ナバスの横っ飛びのセーブに遭ってネットを揺らすには至らず。

 前半24分にはレアルが決定機を創出するが、左サイドのDFマルセロが送ったクロスをFWカリム・ベンゼマが体に当ててゴールマウスに向かったボールはGKセルヒオ・アセンホの好セーブに阻まれてしまう。その後はビジャレアルがゴールに迫る場面を作り出したものの、同29分のMFジョナタン・ドス・サントス、同30分のMFサムエル・カスティジェホのシュートはともに枠を捉え切れなかった。

 0-0のまま後半を迎えると、同5分にビジャレアルが先制に成功する。左サイドからFWアドリアン・ロペスが送ったクロスをファーサイドのカスティジェホがヘッドで落とすと、反応したトリゲロスが右足シュートでネットを揺らしてスコアを1-0とした。さらに同11分にはMFブルーノ・ソリアーノの鋭い縦パスを受けたFWセドリク・バカンブが左足シュートでゴールを陥れ、リードを2点差に広げた。

 2点のビハインドを背負ったレアルは後半13分にMFカゼミーロに代えてMFイスコを投入。すると、ここから猛反撃に出る。まずは同19分、イスコのパスを右サイドで受けたDFダニエル・カルバハルが供給したクロスをMFガレス・ベイルがヘッドで決めて1点差に詰め寄ると、同27分にはMFトニ・クロースが放ったシュートがPA内のB・ソリアーノのハンドを誘ってPKを獲得。これをFWクリスティアーノ・ロナウドがきっちり沈めて試合を振り出しに戻した。

 後半32分にはレアルベンチが再び動き、ベンゼマに代えてモラタをピッチへと送り込む。すると同38分、左サイドを駆け上がったマルセロがC・ロナウドからパスを呼び込むと、左足で送ったクロスをモラタがヘッドで叩き込み、レアルが逆転に成功。そのまま逃げ切って3-2の勝利を収め、首位をキープした。


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