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“黄11枚&赤2枚”に指揮官退席の大荒れ試合…乾が2戦連続先発のエイバル、劇的AT弾でドローに持ち込む

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[2.28 リーガ・エスパニョーラ第25節 ソシエダ2-2エイバル]

 リーガ・エスパニョーラ第25節1日目が28日に開催され、MF乾貴士が所属するエイバルソシエダのホームに乗り込み、2-2で引き分けた。2試合連続でスターティングメンバーに名を連ねた乾は後半10分までプレーしたが、得点には絡めなかった。

 前半14分に先制したのはホームのソシエダだった。右サイドでボールを受けたFWカルロス・ベラからタッチライン際を駆け上がったDFアルバロ・オドリソオゾーラがパスを呼び込んでクロスを送ると、ゴール前でフリーになったFWフアンミがヘディングで叩き込んでスコアを1-0とした。

 1点を追い掛けるエイバルは前半25分に好機を生み出すが、DFアントニオ・ルナのクロスを巧みに合わせたMFルベン・ペーニャのシュートはGKヘロニモ・ルジに弾き出され、こぼれ球に反応したDFペドロ・レオンのシュートは相手選手にブロックされてしまう。しかし、このプレーで得たCKをP・レオンが蹴り出すと、MFゴンサロ・エスカランテがヘディングで合わせてネットを揺らし、試合を振り出しに戻した。

 0-0のまま後半を迎えると、開始直後の同1分にエイバルをアクシデントが襲う。前半に警告を受けていたDFフロリアン・ルジューヌが2度目の警告を受けて退場し、数的不利に陥ってしまう。すると同10分、乾に代えてDFマウロ・ドス・サントスがピッチへと送り込まれた。

 しかし、数的優位に立ったソシエダも後半14分にフアンミが2度目の警告を受けて退場し、試合は10人対10人に。すると同21分、PA内に進入したDFイニゴ・マルティネスがGKジョエル・ロドリゲスのファウルを誘ってソシエダがPKを獲得し、このジャッジに異議を唱えたエイバルのホセ・ルイス・メンディエバル監督が退席処分となってしまう。そして、キッカーを務めたベラがきっちりとこのPKを沈めてソシエダが再びリードに成功した。

 その後はエイバルが押し込む時間帯が続いたが、ソシエダが体を張った守備で同点ゴールを許さない。しかし、後半アディショナルタイムにFWセルジ・エンリクが落としたボールに反応したP・レオンが鮮やかな切り返しから左足シュートでネットを揺らし、イエローカード11枚、レッドカード2枚と荒れた試合は2-2のドローに終わった。


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