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「ブッフォンに匹敵、ドンナルンマという逸材を失ってはならない」…カペッロがミランに助言

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ミランの17歳GKジャンルイジ・ドンナルンマ

 元イングランド代表監督のファビオ・カペッロ氏が、18歳のGKジャンルイジ・ドンナルンマミランに引き留めるよう、イタリアメディア『Skysport24』のインタビューで助言した。

 現役時代、ミランでプレーした経験があり、監督としてもミランを率いた経験を持つカペッロは、ミランの宝であるドンナルンマの放出に反対している。

「素晴らしいGKだ。ポテンシャルは物凄いものを持っている。彼の年齢であれだけ成し遂げているのは本当に凄い。ラッキーなことに、ミラン戦で(ジャンルイジ)ブッフォンをデビューさせたのは私だった。ドンナルンマはブッフォン並みのポテンシャルを持っている。ミランがそれだけの逸材を失ってしまうとしたら、残念なことだ。ミランがチームを再建していく土台とするべき選手だ」

 レアル・マドリーなどヨーロッパの強豪チームがドンナルンマの獲得を狙っているが、ミラン再建のためには必要な人材であることを強調した。

 また新オーナーとなる中国グループへのミランの引き渡しが遅れている現状を憂いた。これには、ミランでプレー経験のあるズラタン・イブラヒモビッチやマルコ・ファン・バステンも同調していると明かした。

「ミランがこんな状態とは心が痛む。イブラヒモビッチやファン・バステンとも話をしたが、皆、ミラノでの思い出を心の片隅にしまっている。ミランそしてミラノでは、自分から捧げることも多いが、与えられることも多い。だから心の中に思い出が刻まれる。こんな状態のミランを見るのはつらい」

 さらにシルビオ・ベルルスコーニ名誉会長の求心力の低下を指摘している。「オーナーのベルルスコーニも、アグレッシブで、決断力があって、皆を束ねて引き連れていた昔とは変わってしまった」

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