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齋藤学が3発演出!バブンスキー&ウーゴの2戦連発弾などで横浜FMが札幌を一蹴

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全3得点に絡む活躍を見せたMF齋藤学

[3.4 J1第2節 横浜FM3-0札幌 ニッパツ]

 J1リーグは4日、各地で第2節を行い、ニッパツ三ツ沢球技場では横浜F・マリノス北海道コンサドーレ札幌を3-0で一蹴し、開幕2連勝を飾った。札幌は2試合連続の無得点で開幕連敗。5シーズンぶりのJ1白星はお預けとなった。

 横浜FMは2月25日に行われた浦和との開幕戦(3-2)から先発1人を入れ替え、DF金井貢史に代わってDF新井一耀が左サイドバックで今季初先発を飾った。札幌は2月25日の仙台戦(0-1)から先発3人を変更。DF進藤亮佑、MF兵藤慎剛、MF田中雄大が今季初先発となり、昨季まで横浜FMに在籍していた兵藤が古巣戦に先発した。[スタメン&布陣はコチラ]

 MF齋藤学、MFマルティノスの両サイドハーフが起点となり、サイドから攻撃を組み立てる横浜FMだが、なかなかシュートまで持ち込めない。対する札幌はFW都倉賢の体を張ったポストプレーからチャンスをうかがい、前半5分に横浜FMのGK飯倉大樹のキックミスからこぼれ球を都倉が左足で狙うが、飯倉がセーブ。同20分にも都倉が左足でミドルシュートを打ったが、枠を捉えられなかった。

 横浜FMは前半26分、齋藤が左サイドからドリブルで中にカットイン。PA手前から右足を振り抜くが、DFに跳ね返された。浦和との開幕戦で2アシストを記録した新10番がこの日もキレのある動きを見せる。一方、DF福森晃斗の精度の高い左足でセットプレーからチャンスをつくる札幌。前半28分には福森の左FKにDF横山知伸が頭で合わせたが、惜しくも右ポストを叩き、跳ね返りも飯倉が右手1本でかき出した。

 前半の終盤は横浜FMが札幌を押し込むが、前半34分、齋藤が左45度から狙った右足ミドルはゴールの枠を越える。同41分にはMF喜田拓也のスルーパスにFW富樫敬真が反応。ゴール中央から左足を振り抜いたが、わずかにゴール右に外れ、前半はスコアレスで折り返した。

 すると後半立ち上がりの2分に横浜FMがスーパーゴールで均衡を破った。新井が左サイドの齋藤に展開し、齋藤はPA左からチップキック気味の横パス。目の前でワンバウンドしたボールを左45度の位置からバブンスキーが左足ダイレクトボレーで叩き、ゴール右のサイドネットに突き刺した。

 バブンスキーは2017シーズンのJリーグ第1号ゴールとなった浦和との開幕戦に続く2試合連続弾。バルセロナの下部組織出身で、セルビアの名門レッドスターから加入したマケドニア代表MFがその実力を見せつけ、横浜FMがリードを奪った。

 さらに後半8分、高い位置から齋藤がプレッシャーをかけ、進藤のバックパスをカット。そのままゴール前までドリブルで運んで右足でシュートを放つと、GKク・ソンユンが弾いたボールを富樫が左足で押し込み、富樫の今季初ゴールで2-0と突き放した。

 2点を追う札幌は後半13分、進藤に代えてFW金園英学を投入。MFキム・ミンテが3バックの右にポジションを下げ、兵藤とMF深井一希のダブルボランチで、前線を都倉、金園、FWジュリーニョの3枚に増やした。

 カウンターから追加点を狙う横浜FMは後半17分、自陣PA内から大きく蹴り出したDF松原健のクリアに齋藤が反応し、最終ラインの背後を突く。ドリブルでPA内に切れ込んだが、GKもかわそうとしたところでGKに阻まれ、シュートは打てず。同19分にはマルティノスに代えてMF前田直輝を投入。札幌も同20分、ジュリーニョに代わってFW内村圭宏がピッチに入った。

 横浜FMは後半25分、富樫に代えてFWウーゴ・ヴィエイラを投入すると、直後にこの交代策が的中する。後半28分、MF天野純が齋藤とのワンツーで左サイドのスペースに抜け出し、ゴール前にクロス。これをウーゴ・ヴィエイラが右足で押し込んだ。ウーゴ・ヴィエイラも途中出場で2戦連発となり、外国人助っ人が2試合連続のそろい踏み。10番を背負う新キャプテンの齋藤も全3得点を演出する活躍を見せ、横浜FMが3-0の完封勝利で開幕2連勝と絶好のスタートを切った。

(取材・文 西山紘平)

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