[3.8 欧州CL決勝トーナメント1回戦第2戦 バルセロナ6-1パリSG]

　UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)は8日、決勝トーナメント1回戦第2戦を行い、バルセロナ(スペイン)はホームでパリSG(フランス)と対戦した。敵地での第1戦に0-4で敗れ、8強進出は絶望的かと見られていたバルサだが、本拠地カンプ・ノウで6ゴールを奪い、6-1で勝利。2試合合計6-5とひっくり返す大逆転劇で10シーズン連続となるベスト8入りを決めた。

　試合後、FWネイマールは「僕が今までプレーした試合のなかで、今日が最高の試合だった」と喜んだ。『ビー・イン・スポーツ』で話した内容を英『フォー・フォー・トゥー』が伝えている。

　この日の奇跡はネイマールなしには起こり得なかった。2-0とした2戦合計2-4の後半3分にはMFアンドレス・イニエスタのスルーパスに反応したネイマールがPKを獲得。これをFWリオネル・メッシが決め、2戦合計3-4とした。その後に失点したが、ここからネイマールが本領発揮。

　後半43分に直接FKを鮮やかに突き刺すと、同45分にはFWルイス・スアレスが獲得したPKを冷静に相手GKの逆を突いてゴール右へ決めた。2戦合計5-5とした後半アディショナルタイム5分には決勝点をアシスト。PA手前から左足での浮き球クロスをMFセルジ・ロベルトが決め、2戦合計6-5。8強入りを決めた。

「チーム全員を祝福したい。僕らは最後まで諦めることがなかった」と胸を張ったネイマールは「もし僕らが信じてプレーすれば、バルセロナを止めることは難しい」と語る。

「こういう試合は人生で一度ぐらいしか起きない。誰も僕らが本当に6点を取るとは思っていなかっただろう。だけど僕らはそれをやり遂げたんだ」

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