アーセナル会長のチップス・ケズウィック氏は、サポーターから退任を求められているアーセン・ベンゲル監督をサポートするとクラブ公式サイトで声明を発表した。

　今シーズン終了後に契約が切れるベンゲル監督は、長年プレミアリーグの優勝から遠ざかっており、先日のチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦ではバイエルンに2試合合計スコア2-10で大敗を喫するなど、サポーターから過剰なプレッシャーを受けている。しかしケズウィック氏は、クラブは長期的計画を持ち、全ての可能性に対して慎重に議論を進めると強調した。

「我々はクラブの現状をすべてわかっており、さまざまなことが議論されていることも理解している。サポーターが個人的な意見を持つことに敬意を払っているが、常にこの偉大なフットボールクラブはサポーターとともに歩むことを忘れないでほしい。アーセンはシーズン終了後まで契約を全うする。我々は時間をかけいくつかの決定を下し、良いタイミングで正しい決断ができるよう議論を続ける」

　1996年からアーセナルを指揮し続けているベンゲル監督は、木曜日にクラブとの契約を更新するかどうかを決める前にファンの意見を聞き入れるつもりだと語っていた。

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