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ミラン売却、再び1か月延期へ…更なる保証金で破談免れるも選手の契約更新へ悪影響?

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ミランの売却は成立するのか

 中国資本のシノ・ヨーロッパ・スポーツ(SES)へのミランの譲渡が3月末へ延期される見込みだと、イタリアメディア『アンサ』が報じている。

 これまでミランの株式の99.93%を所持するフィニンベスト社を通じて、ベルルスコーニ一族がクラブの実権を握ってきた。現在、新オーナーとなるSESへのミラン売却手続きが行われているが、手続きの完了期限が再び延期されることになる。

 当初は譲渡が昨年12月に予定されていたが、中国国外への資金の持ち出す際に中国当局の許可が必要になるとの理由で手続きが間に合わなかった。SESが1億ユーロ(約120億円)を保証金として納めることで、3月初めまでに期限延長がされた。しかし今回も手続き完了のために必要な残り4億2000万ユーロ(約500億円)の準備が間に合わず、シルビオ・ベルルスコーニ名誉会長が新たに期限の延期を検討していた。

 10日までにSESがさらに1億ユーロの保証金を納めることで、3月末まで猶予が与えられることに決まったが、保証金が支払われなかった場合、ミランの売却交渉は振り出しに戻り、他社の参入を認める可能性もあった。

 ようやくSES側の保証金の支払いに目途が立ったことで、今週末もしくは来週月曜日にも1か月の期限延長の合意がなされることになる。一連の期限延期により、18歳のGKジャンルイジ・ドンナルンマやFWスソとの契約更新への影響が懸念されており、手続きの完了が待たれる。

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