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長谷部誠は引退後もドイツで生活?「日本に帰ることは想像できないです」

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長谷部誠は引退後もドイツで生活

 フランクフルトに所属し日本代表でキャプテンを務めるMF長谷部誠が、ドイツ紙『Bild』のインタビューに応じた。

 長谷部は、2008年の1月に浦和レッズからボルフスブルクに加入した。以来ドイツでのプレーを続け、ブンデスリーガの日本人出場記録で奥寺康彦を抜き歴代1位に躍り出た。もうすっかりドイツに溶け込んだ長谷部だが、来独当初について次のように振り返っている。

「今となっては当たり前ですけど、天気は良くなかったです。夕方4時には暗くなってしまうことには驚かされました。言葉や食についても驚きはありましたが、フェリックス・マガト監督のトレーニングは衝撃的でした」

 また、規律や秩序など、ドイツに来る前から抱いていたイメージと相違がなかった面もあったようだが、サッカーに関しては「ファイトが必要でした。それに180cmという身長は、日本では大きい部類に入るのですが、ブンデスリーガでは一番小さい方でした」と、想像と異なっていたことを明かしている。

 続けて、お手本としているドイツ人選手についても言及。今シーズン限りでの引退を表明しているバイエルンのDFフィリップ・ラームの名前を挙げ、「彼はどこでもプレーができます。右サイドバック、左サイドバック、中盤と高いレベルでこなすことができる」と、ポリバレント性を称えた。

■将来について

 最後にドイツにあるもので、日本に持ち込みたい物を問われた長谷部は「静寂」と回答し、「日本では皆が僕のことを知っているんです。ここでは、何も気にすることなく外に出られます」とその理由を説明。さらに長谷部は「だから今の段階では日本に帰ることは想像できないんです。どちらかというとドイツで暮らすことを考えています」と、将来的にもドイツに留まる可能性を示唆した。

 現在33歳の長谷部だが、一番の成功を問われた際には「個人で言えば、ここフランクフルトです」と現在が最も充実していることを明かした。フランクフルトは11日、ドイツ王者バイエルンと対戦する。敵地でのバイエルン戦とあって難しい試合が予想されるが、手本とするラームにも勝る活躍が期待されるところだ。


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