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名古屋を襲う現実…楢崎、寿人は早くも危機感「せっかく変わったなという印象を…」

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試合後のあいさつで手を腰にあてるGK楢崎正剛(左)とFW佐藤寿人

[3.11 J2第3節 千葉2-0名古屋 フクアリ]

 完敗だった。名古屋グランパスは前半終了間際のプレーで先制点を献上。後半はより前に出ることが求められたが、逆に千葉にボールを回されて何もさせて貰えなかった。GK楢崎正剛も「消極的なプレーに終始しているんじゃないかと思う」と首を傾げた。

 昨季はクラブ史上初のJ2降格を経験。崩壊したクラブは、オフに20人ほどの選手の入れ替えを行い、風間八宏監督の下で再出発を図っている。迎えた2月26日の岡山との開幕ゲームを2-0で勝利。風間サッカーの代名詞である繋ぐサッカーの片りんを見せての勝利に、大きな期待も集まった。

 ただ現実は甘くはなかった。第2節のホームで迎えたFC岐阜との名岐ダービー。後半34分に先制を許すと、終了間際にパワープレーでドローに持ち込んだが、開幕戦で見せたような“ワクワク感”は見せられず。そして第3節の千葉との対戦では、完成度の違いを見せつけられてしまった。

 楢崎は「せっかく雰囲気良く変わったなという印象を受けていたが、ここ2試合は相手にやらせすぎている。僕らは降格して初年度なんで、悔しさを忘れないうちに(J1に)戻らないといけない」と早くも危機感を口に。移籍後初ゴールに期待が集まるも3戦不発に終わっているFW佐藤寿人も「ゴールに向かう以前でミスが多い。J2は簡単じゃない。もう一回、しっかりとした覚悟をもってやらないといけない」と気を引き締めた。

(取材・文 児玉幸洋)
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