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ハリル御前でG大阪が好調・FC東京を撃破! ホーム初勝利で2連勝…大久保は痛恨のPK失敗

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G大阪が開幕2連勝のFC東京を撃破

[3.11 J1第3節 G大阪 3-0 FC東京 吹田S]

 J1リーグは11日、第3節2日目が行われた。市立吹田サッカースタジアムでは、ガンバ大阪FC東京が対戦。注目の対決は、3-0でG大阪が勝利し、今季ホーム初勝利を飾るとともに、開幕から負けなしの2連勝とした。

 ホームで今季初勝利を目指すG大阪は、3バックを採用。前半5分、MF遠藤保仁の右CKからFW長沢駿がヘディングシュートもGK林彰洋のファインセーブに阻まれる。互いに切り替えの早い、引き締まった立ち上がりとなったが、均衡は同23分に破れる。自陣から遠藤が左のスペースにロングフィード。これに反応したFWアデミウソンがDF丸山祐市のマークをはがしてカットインし、PA左から右足を振り抜く。角度はなかったが、右ポストの内側に当たったボールがゴールに吸い込まれ、先制に成功した。

 ここまで無失点だった鉄壁の守備を崩されたFC東京は、FW大久保嘉人がDFファビオに抑え込まれ、中盤に下がってボールを受ける場面が目立つ。さらに前半35分、足首を痛めたMF河野広貴がMF中島翔哉と交代するアクシデントにも見舞われた。結局、前半はボール支配率52%とG大阪を上回ったものの、なかなか決定的なシーンを作れず、前半のうちに同点に追いつくことはできなかった。

 後半の立ち上がりにセットプレーから大久保とファビオが頭をぶつけ、互いに治療を受けるなど、球際で激しいバトルがピッチの至るところで繰り広げられた。そんな中、スコアを動かしたのはG大阪だった。後半7分、左サイドのDF藤春廣輝がクロスを入れると、相手の処理ミスでPA内にボールがこぼれる。これにいち早く反応したMF倉田秋が左足一閃。強烈なシュートは左ポストを叩いたが、跳ね返りが丸山に当たってゴールに吸い込まれ、2-0とした。

 さらにG大阪は後半17分、テンポ良くパスをつなぎ、MF初瀬亮がPA右からクロスを入れる。これを倉田が胸トラップから右足ボレーを叩き込んだが、惜しくもオフサイドの判定。同29分には、長身の長沢がペナルティーアーク手前から右足を振り抜くも、ミドルシュートは右ポストに嫌われた。

 すると、直後にFC東京に絶好のチャンスが訪れる。PA内でMF今野泰幸がDF室屋成を倒したとして、PKを獲得。キッカーはもちろん大久保。右足でゴール左を狙ったが、GK東口順昭に止められ、こぼれ球に詰めたが、これもGK東口のファインセーブに阻まれた。

 守護神の活躍でピンチを逃れたG大阪は、後半40分にカウンター発動。PA右からアデミウソンが中央に折り返すと、勢いよく自陣に戻ったMF橋本拳人のオウンゴールを誘発し、3点目。同43分の大久保のヘディングシュート、直後の中島の決定的なシュートもGK東口が弾き出し、最後までFC東京に得点を許さなかった。試合はそのまま3-0でG大阪が勝利し、日本代表のバヒド・ハリルホジッチ監督が視察に訪れた一戦を制した。一方、開幕2連勝中だったFC東京は今季初黒星となった。


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