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“北四国決戦”は白熱ドロー、愛媛が一時逆転も讃岐がAT弾で追いつく

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[3.12 J2第3節 讃岐2-2愛媛 大銀ド]

 カマタマーレ讃岐愛媛FCによる“北四国決戦”は2-2の引き分けに終わった。前半に讃岐が先制するが、後半に愛媛が逆転に成功。しかし、終了間際に讃岐が同点ゴールを奪い、ホームで意地を見せた。

 讃岐は前節の町田戦(2-2)からスタメン1人を変更。MF仲間隼斗に代わってMF山本翔平が今季初出場を果たし、4-3-2-1のアンカーを担当した。対する愛媛は前節の松本戦(0-0)から先発2人をチェンジ。最終ラインのDF田中裕人とDF林堂眞に代わってDF玉林睦実とDF西岡大輝が入り、それぞれ今季初先発を飾った。

 “北四国決戦”と銘打たれたこの対戦カードは、これまで讃岐が2分4敗と大きく負け越し。だが、先手を取ったのは初勝利を狙うホームの讃岐だった。

 前半19分に右サイドのFKからキッカーのMF渡邉大剛がクロスを出すと、ボールに関係のないところでMF永田亮太がDF浦田延尚に倒されたとされ、PKを獲得する。同20分、キッカーのFW木島徹也は右足のシュートをGKパク・ソンスに触られ、一度は左ポストに阻まれるも、跳ね返りを自ら右足で押し込んだ。

 讃岐の1点リードで前半を折り返すと、後半はアウェーの愛媛が反撃に出る。後半8分にはPA手前やや左でFKを獲得。途中出場のMF神田夢実が右足で放ったシュートがMF近藤貴司の背中に当たってコースが変わり、それまで好守を見せていたGK清水健太の牙城をついに破った。

 そして同点から4分後の後半12分、神田のスルーパスに走り込んだ近藤がPA内右から右足でクロスを送ると、中央のFW西田剛が体ごと押し込むダイビングヘッド。西田のリーグ戦での得点は、2015年10月25日のJ2第38節・群馬戦(3-0)以来、2シーズンぶりとなった。

 愛媛に逆転を許し、これで開幕3試合連続の2失点となってしまった讃岐だが、粘り強くチャンスをうかがう。そして後半アディショナルタイム1分、左CKから途中投入のMF綱田大志が右足で高いクロスを送ると、DF李栄直がGKパクに競り勝ち、執念の同点ヘッド。長崎から今季加入した元北朝鮮代表DFの移籍後初ゴールで、讃岐が辛くも勝ち点1を拾った。


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