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[DFB杯]公式戦2試合連続フル出場の香川が追加点演出!4年連続4強でバイエルンが待つ準決勝へ

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公式戦2試合連続のフル出場で4強入りに貢献したMF香川真司

[3.14 DFBポカール準々決勝 S・ロッテ0-3ドルトムント]

 DFBポカール(ドイツ国内杯)は14日、準々決勝の延期試合を行い、MF香川真司の所属するドルトムントはシュポルトフロインデ・ロッテ(3部)と対戦し、3-0で快勝した。香川は公式戦2試合連続で先発し、フル出場。2点目を演出するなど存在感を見せた。

 2月28日に開催予定だったが、悪天候によるピッチコンディション不良のため中止となった一戦の“再試合”。序盤は3部チームながら2回戦でレバークーゼンを下すなど快進撃を見せるロッテが積極的な入りを見せた。

 それでも前半11分のピンチにはGKロマン・ビュルキが体を張って立ちはだかるなどゴールを許さないドルトムント。荒れたピッチにボールコントロールで苦労しながらも徐々に流れを引き寄せると、4-3-3の右インサイドハーフで先発した香川が積極的にボールに絡み、リズムを生み出した。

 前半15分にはカウンターから香川がワンツーで中央を突破。右サイドに展開し、FWアンドレ・シュールレのクロスにMFウスマン・デンベレが頭で合わせるもミートせず。同24分にも敵陣で相手のパスミスをカットした香川が横に流し、MFラファエル・ゲレイロが左足ミドルを狙ったが、わずかにゴール右へ外れた。

 チャンスをつくりながらも1点が遠いドルトムント。前半終了間際の44分には香川が巧みな個人技で局面を打開し、足の裏を使ったボールキープから鮮やかなダブルタッチで2人の間を突破したが、シュートまではつながらず、前半はスコアレスで折り返した。

 後半4分、PA内左でパスを受けた香川が角度のない位置から左足でシュートを放つが、GKが右足1本でファインセーブ。惜しくも先制点とはならなかったが、攻撃の圧力を強め、ロッテを押し込んでいく。

 すると後半12分、デンベレが自陣からドリブルで一気に駆け上がり、後方から追い越してきたMFクリスティアン・プリシッチにラストパス。GKと1対1を迎えたプリシッチは冷静に左足で股間を抜き、ついにゴールをこじ開けた。

 この1点で勢いに乗った。後半21分、PA内左から香川が浮き球のクロスを上げると、ファーサイドのゲレイロが頭で折り返し、シュールレが右足ボレーで追加点。同38分にはDFマルセル・シュメルツァーの直接FKで3-0と勝利を決定づけた。ドルトムントは4年連続の4強入り。4月25、26日に行われる準決勝では王者バイエルンと対戦する。

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