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中島翔哉も今季公式戦初先発で2ゴール、初陣ウタカと息ぴったり

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[3.15 ルヴァン杯グループA第1節 FC東京6-0仙台 味スタ]

 攻撃力が爆発した。FC東京のMF中島翔哉は今季公式戦で初の先発フル出場。得意のドリブル突破、裏を取った抜け出しから多くの決定機を生み出し、2ゴールという結果につなげた。

 1-0で迎えた後半6分、MFネイサン・バーンズのパスに抜け出してPA内まで持ち上がると、一気にスピードを上げてDF増嶋竜也をかわし、左足シュートでゴールネットを揺らした。「理想的なドリブルではなかったけど、ゴールを決めきれたのは良かった」。

 後半43分にはワンツーの形で抜け出したFWピーター・ウタカのラストパスを落ち着いて左足で流し込み、この日2得点目。怒涛の6発ゴール劇を締めくくると、ゴール後はウタカにおんぶされるゴールパフォーマンス。デビュー戦の助っ人ストライカーと「お互いの状況を見ながらやっている」と早速、息の合ったコンビネーションを披露した。

 今季はJ1開幕からリーグ戦3試合に途中出場。3試合の中で最もチームの攻撃が機能し、「勇気を持って前から奪いに行ったり、ボールを前に運んだりすることができた。常にゴールに向かうのはこれからも続けていきたい」と手応えをつかんだ。今季初黒星を喫した11日のJ1第3節G大阪戦(0-3)の憂さを晴らす完勝劇。18日に行われる第4節川崎F戦、多摩川クラシコへ弾みをつけた。

(取材・文 佐藤亜希子)

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