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「若い選手はまだ精神面で…」ハリル、アウェー大一番へ34歳今野を招集

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MF今野泰幸がハリルジャパンに初選出された

 サプライズ招集に会見場ではどよめきも起きた。モニターに表示された守備的MF3人の名前はMF長谷部誠(フランクフルト)、MF山口蛍(C大阪)の常連組に、15年3月のハリルジャパン初陣以来の代表復帰となるMF今野泰幸(G大阪)。バヒド・ハリルホジッチ監督は「まずコンディションが良さそうに見えた。プラス、経験値が高い選手」と、選考理由を語った。

「代表でもすでにプレーしている選手であり、次の試合は経験が必要な試合になる。だから今野が入ってきたことは驚きではない」。10年南アフリカW杯、14年ブラジルW杯と2度のW杯を経験した34歳のボランチ。アウェーでのUAE戦を見据え、その経験値を重視した。

「最近の試合では何人か若い選手も呼んだが、そこで感じたことは、もしかしたらまだ精神面、メンタル面で準備ができていないかもしれないということ。フィジカル的な戦いもゲームの中にはあるが、今野のようなタイプはそこで有用な選手かもしれない」

 アウェーの重圧やプレッシャー、“中東の笛”とも言われるレフェリングにも対応できるだけの冷静さと平常心が求められる。「相手の挑発に乗ってはいけない。さまざまなデュエルを挑んでくると思うが、それに持ちこたえないといけない。FKやPKも誘ってくるだろう。そこで自分に自信を持ち、チームに自信を持ち、チームとして戦わないといけない」。ハリルホジッチ監督はそう力説した。

(取材・文 西山紘平)

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