beacon

公式戦3試合連続フル出場の香川、絶妙ターンからのスルーパスで3戦連続ゴール演出

このエントリーをはてなブックマークに追加

決勝点を決めたFWピエール・エメリク・オーバメヤンが香川に抱きつく

[3.17 ブンデスリーガ第25節 ドルトムント1-0インゴルシュタット]

 ブンデスリーガは17日、第25節1日目を行い、MF香川真司の所属するドルトムントはホームでインゴルシュタットと対戦し、1-0で競り勝った。香川は3トップの左で公式戦3試合連続の先発出場を果たし、フル出場。決勝点を演出する活躍を見せ、公式戦2連勝、リーグ戦2試合ぶりの勝ち点3獲得に貢献した。

 ドルトムントが立ち上がりに先手を取る。前半14分、香川がハーフウェーライン付近で縦パスを受けると、素早い反転から絶妙なスルーパス。左サイドのスペースに飛び出したMFマルセル・シュメルツァーがダイレクトで折り返し、FWピエール・エメリク・オーバメヤンが左足で流し込んだ。

 香川が公式戦3試合連続でゴールを演出し、オーバメヤンはリーグ戦4戦連発の23得点目。得点ランキングでトップに立つエースが暫定ながら2位のFWロベルト・レバンドフスキ(バイエルン)に2点差を付け、幸先よく先制した。

 インゴルシュタットは前半19分、左CKからFWマシュー・レッキーがヘディングシュートを放つが、GKロマン・ビュルキがビッグセーブ。ドルトムントは同29分に香川がシュメルツァーとのワンツーで左サイドを突破し、折り返しから最後はFWクリスティアン・プリシッチが左足ボレーで狙ったが、DFのブロックに阻まれた。

 1点リードで後半に折り返したドルトムントだが、後半立ち上がりの1分にはDFマティアス・ギンターのクリアミスから決定的なピンチを招く。リッキーのシュートは大きくクロスバーを越えたが、その後もなかなかいい形でチャンスをつくれなかった。試合は1点差のまま推移。終盤にも立て続けに危ない場面があったが、相手の決定力不足に助けられ、からくも1-0で逃げ切った。

 欧州CLで8強、DFBポカールで4強入りを決めたドルトムントはリーグ戦は2試合ぶりの白星。3位をキープし、2位ライプツィヒとの勝ち点差を暫定で「3」に縮めている。

●欧州組完全ガイド
●ブンデスリーガ2016-17特集

TOP