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“ボロ”負け予想はハズレ…V・バルデスの痛恨ミスもあり、マンUが3発快勝で5位浮上

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ユナイテッドがマルアン・フェライニらのゴールで快勝

[3.19 プレミアリーグ第29節 ミドルスブラ1-3マンチェスター・U]

 プレミアリーグは19日、第29節を行った。マンチェスター・ユナイテッドは敵地でミドルスブラと対戦し、3-1で勝利した。

 16日のヨーロッパリーグ(EL)ロストフ戦から中2日で迎えたこの一戦。ジョゼ・モウリーニョ監督はロストフ戦後に「おそらく、私たちは日曜日の試合で負けるだろう。疲労が原因でね」と語っていた。そのため、スターティングメンバーを7人入れ替え、DFフィル・ジョーンズやMFアシュリー・ヤングらを先発起用。ハムストリング負傷のMFポール・ポグバや、出場停止処分を受けたFWズラタン・イブラヒモビッチはベンチ外となった。

 ボールの主導権を握ったのはミドルスブラだったが、ユナイテッドは前半7分、ゴールキックからMFマルアン・フェライニが競り勝ち、MFジェシー・リンガードのスルーパスでFWマーカス・ラッシュフォードが抜け出して右足シュート。決定機だったが、古巣対決となったGKビクトル・バルデスのセーブに遭う。ミドルスブラも同13分にチャンスを作るが、左サイドを抜け出したMFグラント・リードビターがPA左のMFガストン・ラミレスにつないで、カットインから右足を振り抜くもGKダビド・デ・ヘアのファインセーブに阻まれた。

 ユナイテッドは前半23分、ヤングのスルーパスでMFフアン・マタがPA左に抜け出し、ダイレクトで中央に折り返す。これをフリーで走り込んだラッシュフォードが右足で合わせるも至近距離でGKバルデスに止められる。それでも同30分、左サイドでリンガードのパスを受けたヤングが切り返しで相手DFをかわしてクロスを供給。ファーサイドに流れたボールをフェライニが頭で押し込み、前半を1-0で折り返した。

 前半はボール支配率39%だったが、チャンスを多く作っていたユナイテッド。後半17分、PA内のDFエリック・バイリーが蹴り出したボールからカウンターを仕掛け、リンガードがドリブルで攻め上がる。マタが追い越していったが、リンガードはシュートを選択し、ペナルティーアーク手前から右足一閃。GKから逃げるような横回転がかかったシュートがゴール右隅に突き刺さり、ユナイテッドが2-0とリードを広げた。

 1点ビハインドのミドルスブラは後半19分、左サイドからMFスチュワート・ダウニングが鋭いクロスをGKとDFの間に入れるもFWアルバロ・ネグレドのダイビングヘッドは惜しくも枠を外れる。それでも同32分に相手のミスをついて1点を返す。左サイドからのクロスをネグレドがヘッドで中央に折り返すと、・ジョーンズのクリアが中途半端になり、バイリー、DFクリス・スモーリングもクリアできず、こぼれたボールをFWリュディ・ジェストゥードが押し込み、1-1。ミドルスブラにとって5試合ぶりの得点となった。

 その後、試合は均衡した状況が続いたが、ユナイテッドは終了間際の後半アディショナルタイム4分、自陣セットプレーからカウンターを発動。右サイドを駆け上がったバレンシアは相手にボールを奪われるが、バックパスにそのままプレッシャーをかけ、GKバルデスがまさかの転倒。ルーズボールを拾ったバレンシアが無人のゴールに流し込み、3-1。ユナイテッドがボロ(ミドルスブラの愛称)から勝利をおさめ、18試合無敗(10勝8分)で5位に浮上した。


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