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右足親指痛で一部別調整も…ハリルJ初合流の高萩「プレーできない状態ではない」

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ハリルジャパン初招集となったMF高萩洋次郎

 試合への影響は否定した。13年7月の東アジア杯以来の代表復帰を果たし、ハリルジャパン初選出となったMF高萩洋次郎(FC東京)。右足親指の打撲のため前日19日は宿舎で調整したが、この日はグラウンドに姿を見せ、一部別メニューながらチーム練習に合流した。

 練習の前後は右足親指にテーピングを巻き、右足だけサンダルという姿だったが、「プレーできない状態ではない。特に問題ない」と軽傷を強調。「しっかりチームに合流できて、みんなと練習できて良かった」と、ハリルジャパン初合流に笑顔も見せた。

 今季、加入したFC東京ではダブルボランチの一角としてレギュラーを獲得。「FC東京でプレーし始めてすぐに彼を呼びたいと思った」と語ったハリルホジッチ監督は、その攻撃センスだけでなく、「国際的な経験もある選手。(身長が)183cmあるので、体格にも恵まれている」と、その経験値やサイズにも期待する。

 特に中盤でのデュエルは指揮官が最も求める部分。高萩自身、「狭いエリアで球際のところでしっかりいくというのは監督の求めていることだと感じた。そこは意識的にプレーしないといけないし、ゲームでも相手の近くでボールを奪いにいくという意識を持ってプレーしないといけない」と貪欲だ。

 W杯アジア最終予選も折り返しを迎え、23日にはホーム初戦で敗れた因縁のUAEと対戦する。「重要な一戦だと思っているし、チームのために勝ち点をしっかり持って帰れるように、勝ちに来たと思うし、そこに貢献したい」と意気込んだ。

 ボランチではキャプテンのMF長谷部誠の離脱が決定。「影響は多少なりともあると思うけど、みんながまとまって、全員で戦えば補えると思うし、いるメンバーでやらないといけない」。その代役候補としても期待が懸かるが、「もし出場することがあれば、チームのために、勝利のために頑張りたい」と、気負うことなく静かに闘志を燃やしていた。

(取材・文 西山紘平)

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