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代表引退のポドルスキが有終の美! 圧巻ミドルで代表ラストマッチを勝利で飾る

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代表引退試合となったルーカス・ポドルスキが決勝点を挙げた

[3.22 国際親善試合 ドイツ1-0イングランド]

 国際親善試合が22日に行われ、ジグナル・イドゥナ・パルクではドイツ代表とイングランド代表が対戦した。試合は、代表引退のFWルーカス・ポドルスキが鮮やかなミドルシュートを突き刺し、ドイツが1-0で勝利した。

 ドイツは4-4-2のシステムを採用し、守護神は負傷離脱したGKマヌエル・ノイアーに代わってGKマルク・アンドレ・テア・シュテーゲン。最終ラインは左からDFヨナス・ヘクター、DFマッツ・フンメルス、DFアントニオ・リュディガー、DFヨシュア・キミッヒが並び、ボランチはMFユリアン・バイグルとMFトニ・クロースがコンビを組んだ。左にはMFレロイ・サネ、右にMFユリアン・ブラント、2トップはポドルスキと初招集のFWティモ・ベルナーが入った。なお、キャプテンマークは、この試合が130キャップ目となるポドルスキが巻いた。

 イングランドは、3-4-2-1でGKジョー・ハートがゴールを守り、3バックは左からDFマイケル・キーン、DFクリス・スモーリング、DFガリー・ケーヒル。中盤は左からDFライアン・バートランド、MFジェイク・リバーモア、MFエリック・ダイアー、DFカイル・ウォーカーと並び、シャドーにはMFアダム・ララーナ、MFデレ・アリ、1トップはFWジェイミー・バーディが入った。

 イングランドは立ち上がりからバーディのスピードをいかし、裏に何度もパスを送るが、あと一歩及ばずゴールネットを揺らすことができない。前半31分には、ハーフェーライン付近でパスカットしたララナがそのまま攻め上がり、PA内から左足を振り抜くも右ポストを直撃。同41分にも決定機が訪れたが、バーディのラストパスからデレ・アリが右足で放ったシュートはGKハートに止められ、前半のうちに先制することはできなかった。

 一方のドイツはこの試合を最後に代表を引退するポドルスキにボールを集めるが、チャンスらしいチャンスを作ることができない。前半37分には、ポドルスキがPA手前左でサネのパスを受け、左足を振り抜いたが、大きく枠を外してしまい、頭を抱えた。その後もスコアは動かず、前半をスコアレスで終えた。

 後半も均衡した状況が続く。ドイツは後半14分にブラントを下げてMFアンドレ・シュールレ、同20分にはバイグルに代えてMFエムレ・カンを投入する。イングランドも同20分にララナを下げて初招集のMFネイサン・レドモンドがピッチに送り出し、互いに交代カードを使って試合の流れを引き寄せようとした。

 すると、迎えた後半24分にこの日の主役が先制のゴールネットを揺らした。クロースの縦パスをシュールレが右に叩き、ポドルスキがファーストタッチでシュートコースを作って左足一閃。目の覚めるようなミドルシュートがゴール右上角に突き刺さり、ドイツが先制。ポドルスキは代表通算49得点となった。

 1点ビハインドのイングランドは後半26分にMFジェシー・リンガードとFWマーカス・ラッシュフォードを入れ、反撃を試みる。対するドイツは同28分に決定機もサネの左足シュートはGKハートがセーブ。同32分にFWトーマス・ミュラーを入れ、攻勢を強めるが追加点が遠い。

 イングランドは後半37分にMFジェームス・ワード・プラウズを代表デビューさせ、直後にDFルーク・ショーも入れる。同39分には、ドイツがポドルスキを下げてDFセバスティアン・ルディを投入。スタンディングオベーションで迎えられ、ピッチを後にした。ポドルスキが代表最後のピッチを後のした。試合はその後もスコアが動かず、1-0のまま終了。ドイツが勝利をおさめ、ポドルスキが有終の美を飾った。


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